Month: March 2020

小手指校【高校入試合格実績】

 2019年3月に開校した小手指校Ⅰ期生の合格実績(2020年3月10日現在)です。  山手学院では、集団指導と個別指導を組み合わせることにより、志望校に合わせた対策が可能です。お気軽にお問い合わせください。 ●県公立高校合格実績 浦和高校       1名 川越高校       2名 川越女子高校     2名 所沢高校       1名 所沢西高校      2名 他 多数合格 ●私立高校合格実績 早稲田高等学院    1名 中央大学附属高等学校 1名 明治大学付属中野八王子高等学校 1名 日本大学第二高等学校 1名 拓殖大学第一高等学校 1名 川越東高等学校    2名(理数科2名) 錦城高等学校     6名(特待生1名・特進コース3名) 西武学園文理高等学校 2名(エリート選抜コース1名) 狭山ヶ丘高等学校   6名(Ⅰ類2名) 星野高等学校     1名(Ⅲ類特進選抜コース1名) 聖望学園高等学校   7名(S特進コース1名) 他 多数合格   山手学院小手指校の校舎案内へ戻る

坂戸校【2020年度 合格実績】

2020年度 坂戸校 合格実績 ※2020年度 山手学院 坂戸校在籍生のみ合格実績(一部抜粋) 【県公立高校入試 合格実績】 県立川越…7名合格 川越女子…2名合格 所沢北…2名合格(理数1名合格) 熊谷…1名合格 川越南…2名合格 和光国際…1名合格 他 多数合格 【私立高校入試 合格実績】 明治大学附属中野八王子…1名合格 創価…1名合格 栄東…4名合格(B特待1名合格・東医2名合格) 淑徳与野…4名合格(選抜2名合格) 城北埼玉…3名合格(B特待1名合格・C特待1名合格) 川越東…13名合格(A特待2名合格・B特待1名合格・理数6名合格) 星野…5名合格 西武学園文理…6名合格 城西大学付属川越…4名合格(S特待1名合格) 他 多数合格 【私立中学入試 合格実績】 巣鴨中…1名合格 立教新座中…1名合格 他 多数合格   山手学院坂戸校の校舎案内へ戻る

学院長からのメッセージ 2020 April

挑戦と失敗 Trial and Error  プログラミング教育が世界中で始まっている。日本でも遅ればせながら始まるけれど、うまくいくだろうか。  プログラミング教育に必要なのは、まず生徒一人ひとりの想像であるから、あらかじめ用意された答えにたどり着くような教え方では、生徒たちの能力は育たない。プログラミングの学習は、基本として自立的な学習であり、トライアルとエラーをくりかえしながら、自分で会得していくものだ。  小学校の教科でいえば、図画工作のデジタル版であるといってもいい。  この大前提に立って、授業が行われるならば、プログラミング教育はうまくいくだろう。  プログラミングは、21 世紀型スキルとして、生きていくために必要な教養であることはまちがいない。  文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引き」の言葉を使えば、「論理的思考力」「創造性」「問題解決能力」「プログラミング的思考」を育成することがプログラミング教育のねらいであるけれど、もっ と率直に、「プロジェクトprojects、情熱passion、共有peers、プレイplay を通して、創造力creativityを養うこと」というMIT(マサチューセッツ工科大学)でスクラッチ開発グループを率いるミッチェル・レズニック博士の表現のほうが、プログラミング教育にはぴったりくる。  プログラミング教育の要は、創造力なのだ。なぜなら、想像を実際に働く形にするのが創造力であり、プログラミングは創造の方法であるからだ。  レズニック博士は、論理的思考とはいわず、創造的思考(creative thinking)という。その創造的思考を培う子ども用のアプリケーションやハイテク玩具がほとんどなかったので、ビジュアルプログラミング(スクラッチ)を開発したのだ。  文部科学省がプログラミング教育に採用しているのも、このビジュアルプログラミングである。また、手引きを読んでいてほっとしたのは、「試行錯誤」という言葉をくりかえして使っていたことである。日本の学校教育に不足していたのが、この「試行錯誤」であり、「まちがえないこと」を重視して、「まちがえること」を大切にしてこなかったことが、わたしたちの創造力を減退させたのかもしれない。  人は、記憶の原理として、まちがいを手引き(インデックス)にして学習するのであるから、「試行錯誤」の経験は学習そのものである。プログラミング学習では、自分が想像したプロジェクトを実現するために、なんども試行錯誤をくりかえすだろう。そして、その試行錯誤の過程で、論理を組み立てること、問題を解決すること、予期した結果を出すことなど、プログラミング教育のねらいが達成されるのである。  ところで、レズニック博士のスクラッチ開発グループの名前は「ライフロング・キンダーガルテン」(生涯続く幼稚園)という。名前の由来は、「急変する社会を生きぬくあらゆる年代の人々にとって、創造的能力を広げるためには、幼稚園スタイルの学習が求められる」ということだ。  幼稚園の開祖は、ドイツの教育学者フリードリッヒ・フレーベル(1782-1852)。レズニック博士の使う「創造力」という言葉は、フレーベルの教育方法の要でもある。フレーベルは、教室方式(講義方式)でなく、環境に働きかける遊びや作業を重視した。  プログラミング教育は、教室方式ではむずかしいかもしれない。スタートは一人ひとりの想像であり、その想像を一人ひとりが試行錯誤しながらプログラムするからだ。  創造力(モノをつくる力)は、挑戦と失敗によって、養われる。「試行錯誤」を恐れてはいけない! ※図は、Lifelong Kindergarten by Mitchel Resnick (The MIT Press 2017) より。 学院長 筒井保明

個別スクール朝霞校【新中3 国語特別講座】のお知らせ

 個別スクール朝霞校では、新中学3年生を対象に「国語特別講座」を実施します。  学校の定期テストとは違う、はじめて読む文章の解き方や答え方のポイントを解説します。ぜひご参加ください。 【対 象】 新中学3年生 【実施日】 3/14(土)・3/21(土)・3/22(日) 【時 間】 14:00~17:00 【費 用】 無料 【持ち物】 筆記用具 ※まだ山手学院に通塾されていない方も参加できます。校舎までご連絡ください。  いよいよ受験生である中学3年生になります。これからは、学校の定期テストだけでなく、入試や北辰テストを意識した実力をつけていかなければなりません。  ぜひ、この機会を利用して、新しい発見をしてもらいたいと思います。   個別スクール朝霞校の校舎案内へ戻る

個別スクール和光校【新中3 受験準備勉強会】のお知らせ

 新中学3年生のみなさんは、いよいよ受験勉強が始まります。新学期を迎える忙しい時期かとは思いますが、中1、2の学習内容を抑えておく必要があります。山手学院個別スクール和光校では、毎週土曜日に中1・2の学習が復習できるプリントを用意しています。毎週積み重ねられるように構成しています。ご参加のほどお待ちしております。 3月7日(土) 13:00〜17:00 3月14日(土) 13:00〜17:00 3月21日(土) 13:00〜17:00 ※基本と標準の2種類のプリントを用意しています。1人ひとりに合わせた内容の学習ができるようになっています。   個別スクール和光校の校舎案内へ戻る

そろばん通信|2020年4月号

珠算式暗算は脳の働きを高める!③  珠算式暗算の利点については、①②で書きました。  では、西洋の人たちは、どのように暗算をするのでしょうか?  西洋の人たちの暗算は、珠算式暗算にも応用できる部分もあり、数学的興味も尽きません。  アメリカで暗算といえば、知る人ぞ知るアーサー・ベンジャンミン博士(Arthur T. Benjamin, Ph.D.)です。『マス・マジック』という暗算の教材は、世界中で売れました。日本でも販売されましたので、保護者の方の中にも購入した方がいらっしゃるかもしれません。わたしもかつて購入した一人ですが、現在のベンジャミン博士の講義を視聴してみますと、ますます磨きがかかっています。その講義の内容をかいつまんでみましょう。  暗算は、英語でメンタル・マス(Mental Math)、メンタル・カルキュレーション(Mental calculation)といいます。  暗算の第一段階としては、左から右へ(left to right)で計算すること。たとえば、2300+45であれば、自然に左から右へ、2345と計算するように、「左から右へ」がすべての計算において「より自然で速い」というのがベンジャミン博士の主張です。  暗算は、単純化のプロセスであり、たとえば、432×3は、3×400=1200、3×30=90、3×2=6;1200+90+6=1296と、最も大きい数から最も小さい数へと計算します。  54×7であれば、暗算の場合、7×50(350)と概算して、7×4(28)を足します。350+28=378となります。  ベンジャミン博士は、暗算や数字のおもしろさを伝えるために、さまざまな数字のマジックを紹介しながら、暗算の練習をうながします。  九九の9の段では、9×2=18(1+8=9)、9×3=27(2+7=9)、9×4=36(3+6=9)、9×5=45(4+5=9)、9×6=54(5+4=9)、9×7=63(6+3=9)、9×8=72(7+2=9)、9×9=81(8+1=9)で、9の段の答えの数字を足すと、みな9になります。  11のかけ算も数字のマジックで、2桁の数字に11をかけるときには、かけられる数字のまんなかにその数字の合計がはさまります。  たとえば、23×11 → 2+3=5 答えは253。同様に、35×11 → 3+5=8 答えは385。  41×11は? 同じように考えれば、4+1=5ですから、451ですね。  ところで、48×11のように、4+8=12 足した数が二けたになった場合はどうしたらいいでしょうか?  4(12)8の場合は、(12)の1を繰り上げて、528とします。85×11なら、8(13)5ですから、935です。  では、3桁の数字に11をかける場合はどうでしょうか?  たとえば、314×11 → (3+1=4)(1+4=5)→ 314のまんなかの数字に置き換えて3(4)(5)4、答えは3454となります。425×11を同じようにやってみてください。暗算でできましたか? 4675ですね。  ベンジャミン博士は、アメリカ人ですので、00をハンドレッドhundredと読み、たとえば1100という数字は、イレブン・ハンドレッド、3300という数字はサーティ・スリー・ハンドレッドと表現します。わたしは、最初、とまどいました。  ともあれ、メンタル・マス(暗算)は、左から右へ(Left to Right)です。 学院長 筒井保明

学院長からのメッセージ 2020 March

挑戦と失敗 Trial and Error  プログラミング教育が世界中で始まっている。日本でも遅ればせながら始まるけれど、うまくいくだろうか。  プログラミング教育に必要なのは、まず生徒一人ひとりの想像であるから、あらかじめ用意された答えにたどり着くような教え方では、生徒たちの能力は育たない。プログラミングの学習は、基本として自立的な学習であり、トライアルとエラーをくりかえしながら、自分で会得していくものだ。  小学校の教科でいえば、図画工作のデジタル版であるといってもいい。  この大前提に立って、授業が行われるならば、プログラミング教育はうまくいくだろう。  プログラミングは、21世紀型スキルとして、生きていくために必要な教養であることはまちがいない。  文部科学省の「小学校プログラミング教育の手引き」の言葉を使えば、「論理的思考力」「創造性」「問題解決能力」「プログラミング的思考」を育成することがプログラミング教育のねらいであるけれど、もっと率直に、「プロジェクトprojects、情熱passion、共有peers、プレイplayを通して、創造力creativityを養うこと」というMIT(マサチューセッツ工科大学)でスクラッチ開発グループを率いるミッチェル・レズニック博士の表現のほうが、プログラミング教育にはぴったりくる。  プログラミング教育の要は、創造力なのだ。なぜなら、想像を実際に働く形にするのが創造力であり、プログラミングは創造の方法であるからだ。  レズニック博士は、論理的思考とはいわず、創造的思考(creative thinking)という。その創造的思考を培う子ども用のアプリケーションやハイテク玩具がほとんどなかったので、ビジュアルプログラミング(スクラッチ)を開発したのだ。  文部科学省がプログラミング教育に採用しているのも、このビジュアルプログラミングである。また、手引きを読んでいてほっとしたのは、「試行錯誤」という言葉をくりかえして使っていたことである。日本の学校教育に不足していたのが、この「試行錯誤」であり、「まちがえないこと」を重視して、「まちがえること」を大切にしてこなかったことが、わたしたちの創造力を減退させたのかもしれない。  人は、記憶の原理として、まちがいを手引き(インデックス)にして学習するのであるから、「試行錯誤」の経験は学習そのものである。プログラミング学習では、自分が想像したプロジェクトを実現するために、なんども試行錯誤をくりかえすだろう。そして、その試行錯誤の過程で、論理を組み立てること、問題を解決すること、予期した結果を出すことなど、プログラミング教育のねらいが達成されるのである。  ところで、レズニック博士のスクラッチ開発グループの名前は「ライフロング・キンダーガルテン」(生涯続く幼稚園)という。名前の由来は、「急変する社会を生きぬくあらゆる年代の人々にとって、創造的能力を広げるためには、幼稚園スタイルの学習が求められる」ということだ。  幼稚園の開祖は、ドイツの教育学者フリードリッヒ・フレーベル(1782-1852)。レズニック博士の使う「創造力」という言葉は、フレーベルの教育方法の要でもある。フレーベルは、教室方式(講義方式)でなく、環境に働きかける遊びや作業を重視した。  プログラミング教育は、教室方式ではむずかしいかもしれない。スタートは一人ひとりの想像であり、その想像を一人ひとりが試行錯誤しながらプログラムするからだ。  創造力(モノをつくる力)は、挑戦と失敗によって、養われる。「試行錯誤」を恐れてはいけない! ※図は、Lifelong Kindergarten by Mitchel Resnick (The MIT Press 2017)より。 学院長 筒井保明