埼玉県公立入試における新型コロナウイルス感染症に係る対応について発表されました。従来の学力検査、インフルエンザ罹患者を想定した追検査に加え、新たに「特例追検査」が実施されます。
 埼玉県教育局より、令和3年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における新型コロナウイルス感染症に係る対応に関する詳細が発表されました。特例追検査の実施以外にも変更点があります。
 まず、2月12日から始まる出願については、従来の志願者が高校の窓口に持参して出願する形式から、原則郵送による出願へと変更されます。ただし、さいたま市及び川越市の市立高等学校については窓口での出願になります。
(12/18追記 埼玉県教育局より出願方法の変更が発表されました。変更内容は次の通りです。「さいたま市及び川越市の市立高等学校は、原則、中学校がまとめて郵送による出願とする。その際、入学選考手数料は振込により納入する。志願者が持参して出願する場合、現金で納入することも可能。」)

 2月26日に実施される学力検査については、1つの検査会場を35人以下に限定することや、受検中の常時換気、昼食時を除きマスクの着用を義務付けるなどの対応が新たに発表されました。
 3月8日の入学許可候補者発表については、従来では午前9時に高校にて掲示による発表、午後1時にウェブにて発表されていましたが、掲示板前での密状態を防ぐため、午前9時にウェブにて発表、午前10時に高校にて掲示発表へと変更されます。
 新設される「特例追検査」は、3月12日に実施されることになりました。県内4会場にて実施を予定しており、対象者は「新型コロナウイルス感染症に感染するなどして、学力検査・追検査の両方を受検できなかった志願者で、3月12日までに健康観察期間が終了している者及び3月12日に無症状の濃厚接触者である者」となっています。実施教科は国語、数学、英語の3教科で、英語ではリスニングは実施されません。また、学校選択問題の実施もありません。入学許可候補者は募集人員の枠外で決定することも発表されています。特例追検査の入学許可候補者発表日は3月16日午後2時です。

詳細につきましては、埼玉県のホームページでご確認ください。