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プログラミング通信 | 2021年11月号

好きなことに取り組めば、プログラミングはうまくなる!  MITのスクラッチ開発チームを率いるミッチェル・レズニック博士は、優秀な指導者でもあって、「プログラミングを学ぶ人たちへの10のヒント」の一つ一つが、プログラミングを学ぶ子どもたちのことを本当によくわかっているなあ、と感心するアドバイスになっています。  先月は、一つ目の、①かんたんなことから始める。(Start Simple)を解説しました。  今月は、二つ目の、②君が好きなことに取り組もう(Work on Things that you like)についてです。 ②君が好きなことに取り組もう  (Work on Things that you like)  レズニック博士は、スクラッチ開発チームの同僚、ナタリー・ラスクの言葉を引用して、  「ナタリーは、興味こそ学習に燃料を与える自然資源だ、っていうんだ。プロジェクトに取り組んでいるとき、それがチャレンジであれば、君は、より長く、より厳しく、より粘り強く、取り組もうとするだろう。ナタリーは、弟を例にして、彼は子どものときから音楽が好きだった。音楽は、楽器の演奏だけでなく、エレクトロニクスやサウンド物理学(録音、音の増幅、音楽と音の操作など)も学ばせた。学習とやる気が結びつくと、どちらにも進むのよ、とナタリーはいう。なるほど、教育は、バケツを満たすことではなくて、火を灯すことだ、とアイルランドの詩人W.B.イェーツはいっている」※  簡単にいえば、好きなことは、「やる気」を引き出すということです。  プログラミングにかぎらず、小学生の世界は、「好きこそものの上手なれ」が真実で、「下手の横好き」はほとんどありません。なぜなら、下手なままだったら、いつのまにか、小学生はそれを投げ出してしまうからです。大人の視点で見ますと、いつまでも下手に見えるかもしれませんが、子どもの視点で見ますと、好きなことは、徐々にではあっても、まちがいなく進歩しているのです。好きなことを5年、10年と、ずっと続けてみれば、大人の視点がまちがっていて、子どもの視点が正しいことがわかります。大人は、年をとればとるほど、長いスパンでものごとを見ることが苦手になるようです。  子どもたちが好きで取り組んでいることに対して、余計な邪魔が入りますと、子どもたちは取り組みをあきらめてしまいます。もし子どもたちのやる気にしたがって、5年、10年と、取り組みを続ければ、どんな取り組みもじゅうぶんに実を結んでいるはずです。「一人前」「自立」とは、一つの取り組みを粘り強く続けた結果の「できる自分」のことです。  みなさんはまだ小学生ですから、プログラミングはもちろん、学習も、運動も、まだまだ何年も続けていきます。この「何年も続けること」に重要な意味があるのですが、そういう大切なことを忘れてしまった人たちは、批評家になってしまいます。理由もなく、君の取り組みを否定するような言葉は、聞いてはいけません。君が自分のやる気で取り組みを続けているならば、かならずできるようになりますし、かならず得意になります。本当に好きなことなら、むずかしいチャレンジになったとしても、君は取り組みを続けられるでしょう。  室町時代の申楽の大家である世阿弥は、「初心忘るべからず」といいました。世阿弥のいう初心は、教育学者モンテッソーリがいう「内なる力」the inner powerのことでしょう。「自発的に始めた自分」が、ある取り組みを続けることによって、グングンと成長していきます。つまり、「初心」というのは、「これからできるようになる自分」にほかなりません。  君は「初心」「内なる力」「できるようになる自分」を持っています。プログラミングはもちろん、どんな学習でも、やる気で取り組めば、必ずできるようになります。  明るく、楽しく、粘り強く、プログラミングに取り組みましょう。 山手学院 学院長 筒井 保明 ※Lifelong Kindergarten (Mitchel Resnick) The MIT Pressから引用・訳

プログラミング通信 | 2021年10月号

繰り返しこそ、プログラミング上達の方法  MITのスクラッチ開発チームを率いるミッチェル・レズニック博士の「プログラミングを学ぶ人たちへの10のヒント」をチェックしてみましょう。じつは、プログラミングにかぎらず、君たちのあらゆる学習に共通するヒントでもあるのです。  まず一つ目。まさしく、最初が肝心です。 ★かんたんなことから始める。(Start Simple)  初心者は、しばしば、大きな、複雑なスクリプトをつくり始めてしまう傾向があります。  学習計画もおなじですが、大きな計画になればなるほど、途中で挫折してしまう危険が大きくなりますね。レズニック博士は、基本的なことをきちんとやらないで、計画(プロジェクト)ばかりが大きくなることを警告しています。 「ぼくなら、いつも、かんたんなスクリプトで始める。ぼくが望むとおりの動きをするかどうかを確かめて、徐々に動きを追加していく。自分にとって初めてのやりかたなら、かならずテストするし、修正していく。ぼくのワークショップでは、みんなにもそう勧めているよ。かんたんなことから始めるんだ。やってみて、拡張して、改良するんだ。スクラッチのプロジェクトだけでなく、あらゆるプロジェクトがおなじだよ」  このアドバイスは、初心者だけでなく、あるていど長くやっている人にも有効です。  プログラミングの進歩が速い人と遅い人のちがいは、(ずいぶん経ってからわかることですが)最初のころ、基礎をきちんと身につけたかどうかのちがいです。かんたんだと判断して、練習(くりかえし)をスキップしてしまうと、あとからその影響が出てきます。「あれ、おかしいな」と思って、以前やったことを振り返って調べる人と、「ここは何度も練習したところだから、だいじょうぶだ」と自信をもって先に進める人のちがいになるのです。  どの教科、どの学習でも、おなじことがいえますね。  たとえば、小学生の各学年の配当漢字をその学年でしっかりと身につけてきた小学生なら、学年をさかのぼって復習する手間はかかりませんが、どこかの学年で配当漢字を習得し損ねていますと、上の学年になってから、下の学年の漢字を学び直す手間がかかります。  プログラミングも同様で、最初のころに身につけるべき知識を習得しておかないと、ずいぶん経験を重ねたにもかかわらず、「あれ、うまく動かないぞ」とあわてて最初のころにさかのぼって学び直すことになります。  まず基礎を徹底的に身につけていれば、進歩が遅いように見えても、しばらくすると、どんどん上達していくようになります。逆に、基礎をさぼってしまいますと、進歩が速いように見えても、しばらくすると、つまずきが多くなって、だんだん遅くなってしまうかもしれません。  ですから、最初のころほど、あわてないで、ていねいに学ぶべきなのです。  ていねいというのは、正確に表現しますと、「なんどもくりかえして、しっかりと身につける」ということです。英語のことわざに、「練習は完ぺきをつくる」(Practice makes perfect)とあるように、「練習(くりかえし)」こそ、学習の要です。  大人になると、「くりかえすこと」が苦手になりますので、大人は新しい学習が苦手なのです。  君たちは小学生ですから、「くりかえすこと」ができるはずです。くりかえしをいやがると、プログラミングにかぎらず、どんな学習も得意になれませんよ。  たのしく、くりかえしプログラミングしましょう。 山手学院 学院長 筒井 保明

プログラミング通信 | 2021年8月号

プログラミングとコーディング  プログラミングとコーディングの違いは、なんでしょうか?  すごくかんたんにいえば、プログラミングが全体とすれば、その部分がコーディングです。  たとえば、Code.orgというアメリカの子どもたちが計算機科学の学習をするウェブサイトがあります。導入の練習であるダンスパーティーはプログラミングですが、それをつくる過程は、コードの時間(コーディング)と呼んでいます。建築でいえば、「家を建てる」はプログラミングですが、「柱を立てる」「梁を架ける」はコーディングになるのではないでしょうか。  プログラミングを学ぶ子どもたちに対して、『Coding for Kids』とか『Coding for Kids in Scratch』とか『Coding with Scratch』など、たくさんの本が出版されています。  さて、それらの本を読んでいますと、アメリカでも、プログラミング学習が嫌いな子どもたちが存在していることがわかります。保護者への注意として、「スクラッチで教えるとき、無理強いしないことが重要です。みんながコンピューター・プログラムに関心があるわけじゃありません。まったく興味を持たなかったら、ほかのことをさせてください。あなたの子どもがコーダー(Coderコーディングする人)に育たなくても、世界が終わるわけじゃありません」と書かれています。  子どもたち向けの本ですから、英語もかんたんです。 「へい、キッズ! 自分のビデオ・ゲームをつくる準備はできているかい。スクラッチは、ドラッグ・アンド・ドロップのコーディングだ。君のマウスで、クリックして、ドラッグするだけで、君のゲームがつくれるんだぜ」  といった具合です。 「プログラミングって、なんだ? プログラミングは、コーディングともいうけど、君のアイデアをコンピューターが理解できるフォーム(形)に入れることだ。スクラッチは、絵を使って君のアイデアを表現させてくれる。キーボードでワーズ(Words)を打ち込んでもいいのだけれど、スクラッチは、君が描いた絵をそれらのワーズにかえることで、君のために働くんだ。一行のコードのような簡単なステップから始めよう。やがてゲームを完成させるコーディングができるようなるさ」  ところで、スクラッチは、本当のコーディングではないという人たちがいるようです。なぜなら、タイプされた指示のかわりにブロックを使うからです。  『Coding for Kids Scratch』の筆者マーク・ベネットは、「こんなことをいう人は、まちがっている。スクラッチのコーディングは、パイソン(Python)のコーディングとおなじくらい、リアルだよ。論理の力、組織立てる力、細部への注意力など、同等の技量が必要とされるのだから」と答えています。  話を戻しますが、スクラッチのブロックの一つ一つ(部分)がコード(Code Blocks)です。これらを組み合わせるから、コーディングです。あるプロジェクトを全体として完成させることがプログラミングです。  まとめますと、スクラッチの場合、コード・ブロックスを組み合わせることがコーディング、コーディングによってプロジェクトを完成させることがプログラミングです。 ※『Coding for Kids Scratch: The Ultimate Step by Step Guide to Develop』Mark B. Bennet 2020 山手学院 学院長 筒井 保明

プログラミング通信 | 2021年7月号

日本は世界のなかで競争できるのだろうか?  クロームブック、アイパッド、ウインドウズのノートなどが、小学校でも配られるようになっています。そういっても、機種の選択や予算などの問題で、地域差が大きくなっている現状もあります。  さいたま市GIGAスクール構想の児童用・保護者用のリーフレットを見ますと、タブレットパソコンを活用して、さまざまな学習に取り組んでいきます。ドリル学習をしたり、調べ学習をしたり、発表資料を作ったり、ワードやエクセルやパワーポイントを使ったり、写真や動画を撮ったり、休校のときにはオンラインで授業を受けたりするようです。ただし、プログラミング教育という言葉は、使われていません。まず小学校の学習にタブレットパソコンを活用することが優先であって、文科省が進めるプログラミング教育は、子どもたちがタブレットパソコンに馴染んでから始めるのかもしれません。  先日、政府の成長戦略として、「企業を支援しながら、半導体を国内で開発・製造し、生産性を向上させていく」ということが発表されました。なぜなら、日本の半導体メーカーは、米国や韓国と比べて、高性能化の技術が出遅れているからです。  2020年度の半導体の売上(この時点では予測)を見てみましょう。  5位以内に入っている企業がある国は、アメリカ、韓国、台湾の3国です。かろうじて、12位に日本の会社が入っていますが、売上の規模を比べてみますと、ちょっと気が遠くなりますね。半導体に関して、日本は、アメリカや韓国や台湾のライバルにはなれないのではないでしょうか。  もう一つ、2019年のグラフを見てみましょう。  IDMというのは、回路設計から製造、販売まで、すべての設備を備えたメーカーのこと。この逆がファブレス(Fabless)といって、製造を外部に委託する会社です。  アメリカ、台湾、中国は、ファブレスのほうが多くなっています。つまり、製造よりも、研究開発のほうに力が入っているわけです。21世紀に求められているのは、まちがいなく研究開発のほうです。  日本政府の成長戦略が成功するかどうかは、君たち次第です。君たちが、いま、プログラミングを学ぶことは、将来の研究開発能力をつちかっているということにほかなりません。  今回は、政府発表に影響されて、少しむずかしい話になってしまいましたが、表やグラフを見るかぎり、たしかに日本は危ない状態なのです。  ですから、日本の未来が君たちの学習にかかっていることは、まちがいありません。  プログラミング学習も、世界標準で見れば、日本は出遅れています。そういっても、君たちが楽しく取り組めているならば、わたしは日本の復活があるだろうと信じています。  ぜひリラックスして、明るい気持ちでプログラミング学習に取り組みましょう。 学院長 筒井 保明

プログラミング通信 | 2021年6月号

IF文を意識して、生活してみよう。  プログラミング学習の進捗状況はどうでしょうか?  あわてる必要はないので、明るく、楽しく取り組みましょう。  さて、中学生と英語の話をしていますと、どうやらIFでつまずいているようです。日本の文法用語では、仮定法。「もしも〜ならば」という用法です。英語のままですと、IFはConditionalsですから、「ある条件ならば」ということです。IFについては、「ある条件ならば」といったほうが、プログラミング学習に取り組んでいるみなさんには、むしろわかりやすいでしょう。  スクラッチでは、IF文のことを仮定法なんて、いいません。多くは、IF文(条件分岐)としていますから、本来の英文法の定義に近いのです。 「もしXXXの条件の場合は、○○○する」が条件分岐です。  たとえば、 「夕ごはんまでに1時間以上の時間があったら、遊びに行く」 「夕ごはんまでに1時間以上の時間がなかったら、家にいる」  といった感じです。  上記の場合であれば、変数は「夕ごはんまでの時間」です。  IF文ブロック(もし〜なら〜)を使って、  もし「時間」≧60分なら、  遊びに行く  でなければ  家にいる  となりますね。  なんだ、ぼくが毎日、考えていることじゃないか。  と思いましたか。  そのとおりです。IF文は、君の毎日の生活のなかにあるのです。  人生は、条件によって、刻一刻と変化します。  もしIF文がなかったら、君は生活することができないかもしれません。  たとえば、先の文でいえば、「夕ごはんまでに1時間以上の時間があったら、遊びに行く」とあっても、このとき、もし遊び相手の友だちがいなかったら、君はどうするでしょうか。  さらに条件分岐を追加して、「友だちがいなかったら」「帰ってくる」でなければ「待っている」となるでしょう。「待っている」を選んだとしても、いつまでも待ち続けるわけには行きませんから、君は「もし友だちが30分以内にもどってこなかったら」「帰ってくる」という条件分岐を加えるでしょう。  IF文(条件分岐)といきなりいわれるとおどろきますが、IF文は毎日君がやっていることのなかにあります。  英語の仮定法でつまずいた中学生は、if I were you (君の立場になってみると)に、とまどったようですが、これはむしろ慣用的なものだ、と考えてもいいし、わたしが君になることは現実的に不可能ですから、仮定を強調するためのwereなのだ、といってもいいかもしれません。  いずれにせよ、君の毎日の生活のなかにIF文(条件分岐)はあります。他のプログラミングの概念も、じつは君の毎日の生活のなかにあります。人間である以上、ひとはプログラミングと無縁であることはできません。  さあ。君の生活の中のプログラミング概念を探してみましょう。 学院長 筒井 保明

プログラミング通信 | 2021年5月号

プログラミング的思考ってなんだ!?  学習指導要領「小学校プログラミング教育の手引」には、つちかわれる能力として「プログラミング的思考」という言葉が使われています。  論理的思考や問題解決能力という言葉も使われているのですが、中心になる言葉は「プログラミング的思考」です。  手引きによれば、プログラミング的思考とは、「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」であるそうです。  なんだか、わかりにくいですね。  まず「自分が意図する一連の活動」ってなんでしょうか?  いちばん身近な言葉でいえば、「計画」です。  「カレーを作る」「マンガを描く」「友だちと遊ぶ」…  みなさんがやりたいと思い描いたことは、すべて計画(自分が意図する一連の活動)です。  上の例を一言でいうと、「カレー」「マンガ」「遊び」になりますね。みなさんは、カレーやマンガや遊びのイメージを思い浮かべることができますか?  じつは、プログラミングにとって、最初に必要なのは、「イメージ」です。  たとえば、「カレー」というイメージがあって、はじめて「カレーをつくること」ができます。コンピューターの画面上のある人物にカレーをつくらせるとしたら、みなさんはどのような命令を与えますか?  鍋に水を入れよ。コンロに鍋を置け。コンロに火をつけて、沸騰するのを待て。そのあいだに、肉を切って、玉ねぎを切って、ニンジンを切っておけ。(カレーができあがるまで、コマンドは続きます)  これが「どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか」ということです。  スクラッチの開発者であるミッチェル・レズニック博士は、プログラミング学習を「創造学習Creative Learning」と呼びます。そして、その最初にくるのが「イメージを思い描けImagine」です。  イメージを思い描くと、それを実現するために「計画」が生まれます。  学校英語ですと、計画は「プランPlan」かもしれませんね。  プログラミングでは、「プロジェクトProject」といいます。プロジェクトという言葉は、計画や意図などの意味をふくんでいます。つまり、プロジェクトという概念のなかに、計画も意図も入っています。  「自分が意図する一連の活動」がプロジェクトであり、プロジェクトを実現するための作業がプログラミングです。  プログラミング的思考とは、「自分のプロジェクトを実現するための考える力」といっていいでしょう。 学院長 筒井 保明 小学生のうちから大学入試に向けてプログラミングを学習しよう  2025年度(令和7年度)入試【※新中学3年生が大学入試として受ける入試】から大学入学共通テスト(旧センター試験)で「情報」が科目として出題されます。  新学習指導要領では、2科目(「情報Ⅰ」、「情報Ⅱ」)が設定され、これらのうち「情報Ⅰ」が必履修科目となります。また、「未来投資戦略 2018―「Society5.0」「データ駆動型社会」への変革―」では、「義務教育終了段階での高い理数能力を、文系・理系を問わず、大学入学以降も伸ばしていけるよう、大学入学共通テストにおいて、国語、数学、英語のような基礎的な科目として必履修科目「情報Ⅰ」(コンピュータの仕組み、プログラミング等)を追加する」とされています。このため,必履修科目「情報Ⅰ」の内容を『情報』として出題するとしています。プログラミングや情報セキュリティーなどを学ぶなど実際の社会の中で対応できる力を身につけることが求められているのです。  先日、「情報」のサンプル問題が発表されました。問題をみると情報技術の仕組みと利点などを問う内容になっていて、大きく3つのテーマで構成されていました。  この中で、設問2では、選挙権年齢の引き下げで高校生にとっても身近になった選挙を題材に、比例代表選挙の得票から政党ごとの当選者数を求める配列を示して適切な回答を選択させるといったプログラミングの力を問う問題が示されています。  難易度は極めて難しいわけではなく、ごく標準的な問題が出ています。ただし、自分でプログラミングを書いたり、多くのデータを統計処理ソフトウェアで処理したりして仕組みを理解していることが必要です。自分で論理的に考えて、問題に取り組む能力が問われているのが見られました。  QUREOを学び、いろいろな考え方を今のうちから身につけて、問題解決能力を養うことで、このような問題でも対応できるようになっていきます。 Scratchでアクションゲームを作ってみよう!④ 敵キャラクターをつくろう 今回は敵となるキャラクター画面に表示させます。goboというスプライトを敵キャラクターとします。今回はプログラムではなく、敵キャラクターの作成です。 動かすキャラクターと反対側から表示させるので、すべてのコスチュームを左右反転させます。 をおしましょう。 また、ふみつけて倒すようにしたいと考えたときに「ふまれた」コスチュームを新たにつくる必要があります。1つのコスチュームを右クリックして、複製して、新たにコスチュームをつくりましょう。複製したコスチュームの上下の大きさを変えることでふまれたようになります。色を変えたり、表情を変えたりするのも面白いですね。            

プログラミング通信 | 2021年4月号

人型ロボットの時代がやってくる!?  君たちが取り組んでいるスクラッチをベースにしたプログラミングは、未来の世界につながっています。  君たちが大人になるころの世界では、人工知能がさまざまな分野に組み込まれ、さらに進化して、それこそ人間に似たロボットが身近で働くようになるかもしれません。  すでに産業の分野では、産業用ロボットがたくさん活躍しています。  たとえば、スイスに本社を置くABBという産業用ロボットメーカーのコラボレートロボット・ユミCollaborative Robot YuMi®は、人間の手作業をほぼ完全に代替することができます。いや、単純な作業であれば、人間よりも正確に作業します。  でも、産業用ロボットを動かしているのは、人間によるプログラミングです。ですから、あくまで人間がつくった仕組みであって、人間らしいロボットではありません。  君たちが取り組んでいるスクラッチやQUREOは、x座標とy座標の2次元で動作させますが、ロボットの場合は、z座標を加えて、3次元で動作させます。  x座標、y座標の概念と、その相対的な動きについては、スクラッチやQUREOで学びますから、座標の概念をきちんと身につけましょう。  ところで、ロボットという言葉は、1920年、チェコスロバキアの小説家カレル・チャペックによって、つくられた造語です。『R.U.R.』という戯曲に人型ロボットが登場しました。  ですから、ロボットの訳語は「人造人間」であり、手塚治虫の『鉄腕アトム』や石ノ森章太郎の『人造人間キカイダー』も、人型ロボットとして生まれたのです。  ちなみに、ネコ型ロボットのドラえもんは、語源的には、ロボットのイメージとズレますね。そういっても、ドラえもんも人間のプログラミングによって動いているわけですから、人型ではなくとも、ネコ型の人造人間ではあるでしょう。  左の写真は、『R.U.R.』の映画の写真ですが、写真のなかの3人のロボットが藤子・F・不二雄先生の頭のなかで、ドラえもんに生まれ変わったともいえます。  ロボットという言葉は同じなのに、ロボットという言葉の概念が、広がっているのです。  君たちはプログラミングを通して、さまざまな概念を学びますが、一つのプロジェクトにたくさんの概念がつめこまれています。  ロボットも一つのプロジェクトです。アトムにも、キカイダーにも、ドラえもんにも、ものすごい量の概念がプログラミングされています。  将来、君たちのなかから、人間らしいロボットをつくる科学者や工学者が生まれるかもしれません。  スクラッチの開発者のレズニック博士は、「どんなプロジェクトもかんたんなスクリプトで始まる」といっています。みなさんは、まず基本概念をコツコツと身につけましょう。 学院長 筒井 保明 1人1台PC、タブレット端末での学習の幕開け  コロナ禍の影響もあり、前倒しになっている1人1台PC、タブレット端末の学習が4月から始まろうとしています。各市によって配布・貸与される端末は異なりますが、Chromebook、iPadが多いようです。  文部科学省は学習用個人PCで子どもたちに何をさせたいのでしょうか。想定している具体的な活用方法を調べてみると、大きく分けて「調べ物と資料作成」「プログラミング教育」の2つのようです。  文部科学省が「すぐに実践できる」としているのが調べ物と資料作成です。Webブラウザで必要な情報、カメラを使って写真、ビデオなどの資料を集めて、レポートやプレゼンテーション資料を作るのが基本の使い方と考えられます。2020年度からの小学校の教科書改訂で、プレゼンテーションをする機会や内容が増えているとお伝えしました。1人1台の端末を使うことで、特に写真・ビデオは子ども一人ひとりで見方が違うでしょう。  またデジタル教材の閲覧もすぐに実践できます。これまでは、教室に設置されたモニターで全員が一度に動画を見ていましたが、それぞれ好きに映像資料を見ることもできます。  プログラミング教育では、プログラミング的思考を養うため、算数や理科をはじめとする授業の中で子ども向けプログラミング言語「Scratch」などを教材として使います。子どもに話を聞くと、「今日Scratchを学校でやった」などと話をしてくれています。  2021年度から中学校の教科書改訂があります。技術家庭のなかで、プログラミングが大きくとりあげられます。今まではCPUなどといった名称中心でしたが、様相が大きく変化します。小学生の今からPCに慣れることは、これからの生活のなかでの必然といえます。 Scratchでアクションゲームを作ってみよう!③  地面のスプライトを複数用意(今回は2つ)します。  自分で地面を描く時には、ひとつだけ注意点があります。地面をつなげて移動させますが、それぞれの右と左の高さが全て同じになるようにしないと、ガタガタした地面になってしまい、つながっていないように見えてしまいます。  地面が用意できたら、最初の地面の設定です。はじめの位置をx座標、y座標ともに0にします。ずっとx座標を-5ずつ動かし、x座標が-465より小さくなったら、x座標を480にします。2枚目の地面の設定ですが、はじめの位置を、x座標を480にするだけで、残りは1枚目の設定と同じです。これでずっと背景が繰り返される横スクロールのできあがりです。  これで「緑の旗」をクリックすれば地面はちょうどよく切り替わり、横スクロールするでしょう。ブロックを組み立ててみてください。

プログラミング通信 | 2021年3月号

「概念」って、なんだ!?  たのしくプログラミングに取り組んでいますか?  君たちは、いまコンピューター・サイエンスを学んでいます。  スクラッチやQUREOを通じて、君たちはさまざまな概念をおぼえています。  概念という言葉は、コンピューター・サイエンスの世界では、くりかえし出てくる言葉ですが、小学生にとってはなんだかよくわからない言葉でしょう。  たとえば、QUREOの学習概念一覧を見ますと、小学生で、 ①プログラミングの一番基礎に当たる、入出力、順次実行の概念について学びます。 ④プログラムを再度実行するために、一度初期状態に戻す初期化という概念について学びます。 ⑤もしXならばYをせよ、でなければZをせよ。というif elseの概念について学びます。 ⑥ゲームオーバー、クリアのようなプログラムの処理を終了するEXITの概念について学びます。  などと、概念という言葉がなんども出てきます。そのうえ、if elseとかEXITなどという英語まで使われていますから、なんだか、恐ろしげですね。  もっとやさしい言い方はないのでしょうか?  大人はわかったふりをしますから、君たちが「概念って、どういうこと?」と聞いたなら、照れくさそうに「英語ではconceptというから、みんなで共有して(con)受け入れた(accept)内容じゃないかな」などと、さらにわからないようなことをいうかもしれません。まちがっているとはいえませんが、よくわかる説明ではないでしょう。  まず概念という漢字を分解すると、  「概」は、「おおよそ」とか「イメージ」とか「共通の」という意味です。  「念」は、「思い」とか「考え」という意味です。  ですから、概念は、「おおざっぱな考え」「共通した考え」ということになります。  QUREOの学習概念の⑥を使って説明してみましょう。  ⑥は、「ゲームオーバー、クリアのようなプログラムの処理を終了するEXITの概念について学びます。」です。  まずEXITは、英単語です。あわてて辞書を引くと、「出口」などと書いてあります。でも、EXITの概念は、「出口」ではありません。EXITの概念は、「外に出る」です。つまり「終了」「ゲームオーバー」「クリア」などの意味をふくめて、「外に出る」のがEXITです。  じっさい、コマンドプロンプトや仮想ターミナルを立ち上げて作業し、最後に「exit」と打ち込むと、閉じられます。  機会があったら、君たちも、exitと打つ経験をしてみましょう。  くりかえしますが、「概念」は「おおざっぱな考え」であり、「共通した考え」です。  むずかしい言葉を使うから、むずかしくなってしまいます。  たのしく取り組みましょう! 学院長 筒井 保明 第2回プログラミング能力検定のご案内  プログラミング能力検定とは、プログラミングの基礎となる知識を測るための試験です。プログラミングの概念の理解度を体系的に分析・評価することで受検者のプログラミング能力を詳細に測り、それまでの学習成果を証明すると共にその後の効果的な学習につなげることができます。  また2022年度より高校にて必修化される「情報」のプログラミングに関する領域に対応し、2024年度の大学入試共通テストから必修となる情報科目としてのプログラミングへの対策試験となることを目指しています。 プログラミング検定の出題形式 第2回プログラミング能力検定 実施期間 2021年3月8日(月)~14日(日) 申込期間 2021年2月1日~3月1日 受検会場 QUREO実施校舎 (各校舎によって実施日時が異なります。詳細は各校舎までお問い合わせください) 受検料 特別キャンペーンにより無料にてご受検いただけます。 答えを見る

プログラミング通信 | 2021年2月号

未来のソフトウエア・エンジニアたち  たのしくプログラミングに取り組んでいますか?  たのしく取り組めているなら、まちがいなく君たちのスキルはどんどんと進歩していきます。  さて、プログラミングの世界では、プログラムを専門とする人を「プログラマー」、プロジェクトを統括する人を「エンジニア」と呼びます。エンジニアは、プログラムができますので、プログラマーとエンジニアのちがいは、一つのプロジェクトに対する立場のちがいです。  たとえば、大工さんの世界では、床や柱や壁や屋根など、部分的なことに取り組む大工さんを「職人」と呼び、全体を統括する大工さんを「棟梁」と呼びます。棟梁は、大工仕事ができますから、やはり立場による呼び方のちがいですね。  エンジニアengineerというアメリカ英語の単語は、「技術者」「技師」と訳されていましたが、最近では、そのまま「エンジニア」と呼ぶことが多くなっています。  おおもとのエンジニアリングengineeringは「工学」ですから、「工」の字が表すように、「ものをつくる」学問です。かつては、エンジニアというと、機械を設計したり、電子機器を開発したり、わたしたちに役立つ便利なものをつくるイメージでした。  ところが、現在では、自動車や電気製品をはじめとして、あらゆる機械にソフトウエアが入り込んでいますから、エンジニアというと、ソフトウエア・エンジニアが思い浮かびます。  ただし、機関車トーマス(トーマス・ザ・タンク・エンジンThomas the Tank Engine)を運転する人もエンジニア(機関士)と呼ばれますので、おぼえておくといいでしょう。  君たちはいま小学生ですから、将来、ザ・テック(the tech)と呼ばれるソフトウエア・エンジニアを目指すようになるかもしれません。なぜなら、IT(インフォメーション・テクノロジー)やICT(インフォメーション・コミュニケーション・テクノロジー)やAI(アーティフィシャル・インテリジェンス)が発展すればするほど、ソフトウエア・エンジニアがたくさん必要になるからです。すでに、世界中で、優秀なエンジニアは引っ張りだこになっています。  なぜプログラミング学習が、日本の小学生・中学生の学習として必修となるのでしょうか。  なぜなら、これからの社会のなかで、エンジニアだけでなく、プログラミング的な思考が要求される仕事がどんどん増えてくるからです。  残念なことに、現在の日本のIT教育は遅れています。ITの世界で活躍しているアジア人はとても多いのですが、インド人や中国人が大半です。  日本国内は、日本語の壁で、まだ日本人エンジニアが優位ですが、いつまでも続くとは限りません。だから、君たちの活躍が待たれているのです。  スクラッチやキュレオなどが、子どもたちにふさわしい学習であるのは、試行錯誤しながら「組み立てる」作業であるからです。  日本は「ものをつくる」技術立国であったのですが、遅れをとってしまいました。未来の日本の技術は、君たちの学習にかかっています。 学院長 筒井 保明 ことばの説明 IT=情報技術(Information Technology) ITとは、私たちの身近にあるさまざまなものを、コンピュータとネットワークでより安全で便利に変えていくことです。パソコンや、スマートフォンなどの機械が相当します。 ICT=情報通信技術(Information Communication Technology) ICTとは、ITの使い方そのものを指します。メール、チャット、SNSなど、人が関わってくるものが相当します。コミュニケーションが発生するからCommunicationのCが入っているのです。 AI=人工知能(Artificial Intelligence) AIとは、人と同じように考える知的なコンピューターのことです。現在AI技術は、翻訳、自動運転、気象予報、囲碁・将棋など様々な分野で活用されています。

プログラミング通信 | 2021年1月号

コンピューターは、計算機?命令するもの?  スクラッチのブロック・パレットにあるそれぞれのブロックをスクリプト・ブロックと呼びます。  スクリプトという言葉は、「言語で記述されたもの」という意味です。  ですから、各スクリプト・ブロックには、「10歩動かす」とか「はしにあたったら、はねかえる」とか「1秒まつ」とか「もし◇なら」のように言語が記述されています。  みなさんは、プログラミングやコーディングをとおして、AI(エーアイ・人工知能)の世界にも触れていますので、そもそも計算自体が人間の言語であるという話をしましょう。  さて、ここにがあります。リンゴの数はいくつですか?  「ひとつ」と答えた人もいれば、「いっこ」と答えた人もいれば、「いち」と答えた人もいるでしょう。君がアメリカ人なら、「One(ワン)」、フランス人なら、「Une(ユヌ)」ですね。  おなじ「1」でもいろいろないいかたがあります。  では、が70個あるとき、リンゴの数はいくつですか?  「ななじゅう」と答えた人もいれば、「しちじゅう」と答えた人もいれば、「ななじゅっこ」と答えた人もいれば、「Seventy(セブンティ)」と答えたアメリカの少年もいるでしょう。ところが、フランスの少年は「Soixante-dix(スワサント・ディス)」と不思議な数え方をします。日本語にすると、「60と10」です。フランス人の場合、70は「60と10」、71は「60と11」、72は「60と12」・・・80は「4×20」・・・90は「4×20+10」と答えます。 でも、これはわたしたちが外国人であるので、このようにややこしく感じますが、フランス人にとって、70は「スワサント・ディス」という呼び方であり、80は「カートル・ヴァン」という呼び方であり、90は「カートル・ヴァン・ディス」という呼び方なのです。先祖代々、そう呼んできたということです。たとえば、の数を3とあらわしたとき、それぞれの国の人がそれぞれの言葉で呼ぶということです。つまり、数字は、言語であるということです。  じっさい、5+1=6をみなさんは、ご・たす・いち・は・ろく、と読みますね。  プログラミングの世界には、たくさんの数字が出てきます。ですから、プログラミングには数字という言語に強いことがもとめられます。みなさんは、ぜひ算数をしっかりと学習してください。  ところで、パソコンは、パーソナル・コンピューターの略称です。コンピューターは、英語でcomputerです。語源は、computeで「数える、数え合わせる」という意味ですから、コンピューターは計算機です。ところが、わたしたちが使うコンピューターは、内部でものすごい計算をしているにはちがいないのですが、いろいろなソフトウエアが動きますから、たんなる計算機には思えません。  フランス人は、コンピューター(計算機)と呼ぶには抵抗があったためでしょうか、わたしたちが使うコンピューターのことをオルディナトゥール(ordinateur)と呼びます。日本語にすると、「秩序をつくるもの、命令するもの、指図するもの」です。プログラミングは、その裏側でものすごい量の計算がおこなわれていて、その結果として、「動け」という命令でプロジェクトを動かします。  コンピューターに対するフランス人の名づけ方もおもしろいですね。 学院長 筒井 保明 プログラミング能力検定の実施について  12月7日(月)~13日(日)の期間、お通いの教室でプログラミング能力検定を実施いたします。  ※各教室で検定日時が異なりますので、詳細につきましては教室にお問い合わせください。  本検定は2024年の大学入学共通テスト(旧:センター入試)で「情報」が試験に追加されることを見越して、対応ができるように実施されます。ビジュアルプログラミング、テキストプログラミング、ともに単なるプログラミング技術だけでなくプログラミングの概念から体系的に問います。  学習をしたり、スポーツをしたり、努力を重ねるためにはモチベーションが大切であるとよく言われています。学習であれば入試が大きな目標になるでしょうし、スポーツなら大会で優勝するためにツライ練習もがんばれます。プログラミング学習も同じです。毎日学習して、それまでできなかったプログラミングを習得するのは十分に楽しいことでしょう。しかしながら、つづけていくうちにマンネリになってしまうのは否めません。徐々に集中力も下がっていってしまいます。検定を受検することで、資格試験への合格を目標にできれば「こんなんじゃだめだ、がんばろう」と思える動機付けになるはずです。もちろん、学習をスピードアップしながら合格のニュースを聞いたときには大きな自信と、次へと向かう新たなモチベーションが生まれてくるでしょう。  今回検定のレベルは3段階あり、レベル1はQUREOのチャプター1~10までが範囲となります。同様にレベル2がチャプター11~23、レベル3がチャプター24~43の内容を中心に出題されます。試験内容は動画をみて、正しいブロックが組まれているものを選択する4択問題で、合格基準は60%ということです。(レベル3は自分でブロックを組む問題が出題されます) 今回受検されない生徒さんも次回来年3月に実施予定です。次回まで費用は無料の予定ですので、参加をお待ちしております。 他のプログラミング検定との違い 大学入試(2024年度大学入学共通テスト)への対応 知識の定着度を測る(創造力・アイデア力よりも重視する) 合格証だけでなく概念ごとに分析された詳細な成績表も返却 Scratchを使わないオンラインの検定 受検会場数全国No.1(約1200会場 (株)プログラミング総合研究所調べ) ※新しい検定ではありますが、QUREO実施教場が多いため