私はふだんは早慶コースではなく特進クラスに在籍していたので、早慶コースで学習したのは中３の冬期集中特訓の期間だけでした。３日間にわたり、レベルの高い問題を解いていく中で感じたのは焦りでした。早慶コースの生徒は、私が解けない問題をどんどん解き、解説についていけない私はあきらめかけたこともありました。
　しかし、そこでくじけてしまったら終わりだと思い、その後は楽しい高校生活を夢見て勉強に励みました。最初は一桁だった過去問の数学の点数も、目標点にどうにか近づけることができました。これならば大丈夫だと思ったのですが、入試当日の数学では自信を持って答えられる問題が一つしかなく、数学が終わった瞬間は落ちたと思いました。そんなとき、面談の際に受かると言ってくださった山手の先生や友達の言葉を思い出して気持ちを持ち直し、100点を取る気持ちで英語のテストに臨むことができました。このときにあきらめなかったことが、合格につながったのだと思います。これから受験に臨むみなさんも、全力で勉強して最後まで走り抜け、夢を掴んでください。