2024/05/23 06:06配信
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2024年5月20日
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5/20 不調の原因
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高校3年生の保護者から、
「最近、子どもの調子が悪化しています。毎
日、まじめに取り組んでいるのですが、集中
力や持続力が途切れがちで、疲れやすくなっ
ています。本人も、私も、原因がわかりませ
ん」という相談を受けた。
脳の働きは、身心の状態に左右されるので、
まず健康面を確認した。身心の健康は、生活
習慣(睡眠や食事など)が根幹である。
面談の中で、「ブドウ糖の飴」と「甘い清涼
飲料水」を常用・多用していることがわかっ
た。
保護者の方は、「脳の栄養はブドウ糖。たく
さん補給したほうがよい」という親心から常
用・多用を勧めたけれども、これは過去の常
識である。
GI値(血糖値の上昇値)の高い飲食は、当然
ながら、血糖値を急上昇させる。それにとも
ない、インスリンが多量に分泌され、今度は
血糖値が急下降し、低血糖になる。
この血糖値スパイクが身心の不調をもたらす
のだ。
試しに、高校3年生は、ブドウ糖の飴を止め、
GI値に配慮した飲食に改めてみた。
しばらくすると、体と脳の調子が回復し、集
中力や持続力が改善され、なによりも疲れに
くくなった。
「原因がわかって、よかったです」と、保護
者の方から報告があったので、今回は、一件
落着であろう。
ひとの感情や意志だけで、身心の不調を克服
することはむずかしい。
たとえば、夜更かしをしていると、深い睡眠
をもたらすメラトニンが抑制され、成長ホル
モンが分泌されないので、疲れがとれなくな
る。
多量の白砂糖は、血糖値スパイクを引き起こ
すとともに、ビタミンやミネラルを消費して
しまうので、疲労や不眠などの症状をもたら
す。
そして、体調不良は、脳の働きを鈍らせてし
まう。
不調のときは、まず身近な習慣からチェック
してみよう。
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5月の教育アドバイス
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子どもは健康な状態に正常化されるべきであ
る。そこから子どもは進歩する。
(教育学者マリア・モンテッソーリ)
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