2024/06/11 06:05配信
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2024年6月10日
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6/10 子は親の鏡(1)
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『子は親の鏡』(Children Learn What They
Live by Dorothy Law Nolte)という詩があ
る。平成時代に、皇太子が言及したことによ
って日本でも有名になった。
★原詩は、children learn what they live
で、検索してください。
たとえば、詩の一行目「If children live
with criticism, they learn to condemn.」
「親が批判ばかりしていると」「子どもは人
を責めるようになる」という注意である。
詩の前半はネガティブな要素を並べている。
「敵意のある環境にいると」with hostility
「ケンカするようになる」learn to fight
「恐怖のある環境にいると」with fear
「びくびくするようになる」be apprehensive
「親が憐れんでいると」with pity
「あきらめてしまう」feel sorry
「周りがからかっていると」with ridicule
「引っ込み思案になる」feel shy
※この一行には「親はいじめに対処すべき」
という意味もある。
「親が他を妬んでいると」with jealousy
「ないものねだりになる」feel envy
「親が子に恥を与えると」with shame
「後ろめたくなる」feel guilty
子どもの様子を観察すれば、「親がどのよう
に子どもに接しているか」がわかる。
だから、「子は親の鏡」なのだ。
作者は、「子どもはスポンジのようなもの。
大人が行うことや言うことをそのまま吸収し
てしまう。大人が批判や不満ばかり言ってい
れば、子どもは不平不満ばかりになる。なぜ
なら、大人が他人や自分の責め方を見せてい
るからだ。子どもに、受け身でネガティブな
見方を身につけさせたくない。さもないと、
問題への対処が、ただ不平をいうだけになっ
てしまう」という。
ネガティブな要素を挙げた後、作者は「子ど
もは、罰則ではなく、サポートと励ましから
学ぶべきだ」と主張する。なぜなら、罰則に
は、作者が挙げるネガティブな要素が含まれ
ているからだ。
失敗は誰でもする。子どもは、失敗から学ぶ
のだ。「親は、子どもの成長を楽しもう」と
いうのが、ドローシー・ロー・ノルトの教育
姿勢である。
※参考:「Children Learn What They Live」
by Dorothy Law Nolte and Rachel Harris
(WORKMAN PUBLISHING)
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6月の教育アドバイス
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「毎日、あらゆる点で、わたしはより良くな
っている」と自分に言い聞かせよう。「あら
ゆる点で」を強調すると、心身どちらの必要
にも応えることができる。具体的であるより
も、全体的であるほうが、より効果的だ。
(心理学者エミール・クーエ1857-1926)
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ださい。
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