2024/07/24 06:01配信
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2024年7月23日
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7/23 失敗から立ち直る
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人は失敗から学ぶ。トライして失敗し、再び
トライして失敗し、ねばり強く繰り返してい
ると、やがて成功する。
失敗から学ぶことは、わたしたちの、最も重
要な特性なのだ。
一方、失敗が成功を生み出すように、成功も
失敗を生み出す。変化する状況に対して、成
功が学習を邪魔することがあるからだ。
人という存在は、失敗に基づいている。だれ
でも、できるようになるまで、何度も失敗す
る。無数の失敗を重ねて、わたしたちは、人
として発達していく。
ところが、教育の過程で、失敗はよくないこ
とだと教えられる。わたしたちは常に成功を
求められ、失敗は残念なこととされる。
失敗を残念だと思ってしまうのは、感情を司
る脳の扁桃体による感情的反応である。感情
に支配されると、脳は学習をストップしてし
まう。
しかし、失敗を課題として捉えることができ
たならば、脳の前頭前野が活発になり、感情
を抑え、考えること(学習)ができるように
なる。そして、失敗で立ち止まらなければ、
神経可塑性(脳の適応力)によって、問題を
解決していくことができる。
つまり、失敗を感情的に捉えると、なかなか
立ち直ることができないが、失敗を理性的に
捉えると、課題として取り組み、立ち直るこ
とができる。
「やる気ホルモン」と呼ばれるドーパミンは
失敗を課題として捉えると放出され、課題へ
の取り組みを促す。したがって、失敗に対し
て、本人も周囲も感情的にならずに、失敗が
成功の基になるように、新たな挑戦の準備に
取り掛かるべきだろう。
失敗を恐れるのは、脳の扁桃体であり、偏桃
体をコントロールできるのは、意思や思考を
司る脳の前頭前野である。
失敗を冷静に分析することができれば、失敗
への恐怖も緩和される。
そして、トライする勇気が生まれたら、再び
トライする!
逆境や困難から立ち直る能力をレジリエンス
という。レジリエンス(resilience)は、生
まれつきではなく、失敗を克服することによ
って身につく能力である。
失敗は行き止まりではない。
失敗は、成功のための課題である。
勇気を出して、もう一度、トライしよう。
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7月の教育アドバイス
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失敗することを恐れるな。トライしないこと
を恐れよ。(マイケル・ジョーダン元プロバ
スケットボール選手)
Don’t be afraid to fail. Be afraid not
to try. (Michael Jordan)
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ださい。
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