埼玉県から2回目の進路希望状況調査の結果が公表されました。令和7年12月15日現在の調査結果です。
県内全体の進学希望者は98.7%で、前年同時期より0.1ポイント高くなっています。
進学希望者の内訳を見ると、全日制課程への進学希望者の割合は88.4%で、前年度同時期よりも0.3ポイント高くなっています。
県内公立高校への進学希望者は昨年同時期よりも2,454人減少し、59.6%(前年度同時期-3.6ポイント)、県内私立高校への進学希望者は1,626人増加し、20.6%(前年度同時期+2.7ポイント)、県外の高校への進学希望者は719人増加し、7.9%(前年度同時期+1.2ポイント)となっています。県内公立高校への進学希望者の人数、割合とも過去20年間で最低となっています。
県内の全日制公立高等学校全体の進学希望者は、内部進学希望者を除くと36,867人で、募集人員34,600人に対する割合は1.07倍となり、昨年よりも0.05ポイント低下しています。
学科別では普通科1.14倍(前年度同時期-0.07ポイント)、専門学科0.87倍(前年度同時期-0.03ポイント)、総合学科0.87倍(前年度同時期+0.01ポイント)となっています。
埼玉県内の公立高校のうち、倍率が高い高校・学科は次の通りです。
■全日制普通科 ( )内は前年度同時期
市立浦和 普通科 2.35倍(2.36倍)
川口市立 普通科 2.17倍(2.43倍)
市立川越 普通科 2.04倍(2.24倍)
大宮 普通科 1.97倍(1.76倍)
上尾 普通科 1.87倍(2.05倍)
1.50倍以上の普通科は、浦和南(1.82倍)、浦和西(1.71倍)、越谷南(1.65倍)、所沢(1.56倍)、市立大宮北(1.55倍)、川口市立の普通科スポーツ科学コース(1.54倍)、越ケ谷(1.50倍)です。
昨年同時期に1.62倍だった川越南は1.34倍、1.50倍だった川越は1.35倍とやや緩和しています。また、10月調査時点で1.10倍だった浦和は、今回の調査でも1.16倍(前年度同時期1.51倍)とかなりの低倍率となっています。
■全日制専門学科 ( )内は前年度同時期
芸術総合 美術科 1.78倍(1.55倍)
大宮 理数科 1.70倍(1.65倍)
新座総合技術 食物調理科 1.55倍(1.30倍)
所沢北 理数科 1.55倍(1.88倍)
熊谷工業 情報技術科 1.53倍(1.45倍)
専門学科のうち、理数科と外国語科・国際関係に関する学科についてもう少し詳しく見てみましょう。
〈理数科〉 ( )内は前年度同時期
大宮 理数科 1.70倍(1.65倍)
熊谷西 理数科 0.73倍(1.03倍)
越谷北 理数科 1.18倍(1.55倍)
所沢北 理数科 1.55倍(1.88倍)
松山 理数科 0.90倍(1.25倍)
市立大宮北 理数科 1.28倍(2.05倍)
川口市立 理数科 1.18倍(1.10倍)
理数科計 1.21倍(1.50倍)
昨年はこの時期に1.00倍を割る高校がなかった理数科ですが、今年は熊谷西と松山で1.00倍を割っています。理数科全体でも昨年同時期に対して-0.29ポイントとなっています。
〈外国語科〉 ( )内は前年度同時期
春日部女子 外国語科 0.78倍(0.83倍)
越谷南 外国語科 1.33倍(1.30倍)
坂戸 外国語科 0.68倍(0.75倍)
草加南 外国語科 0.70倍(0.95倍)
南稜 外国語科 1.08倍(1.20倍)
蕨 外国語科 0.90倍(1.15倍)
外国語科計 0.91倍(1.12倍)
外国語科では越谷南と南稜以外は1.00倍を割る状況になっています。外国語科全体でも0.91倍と定員を充足できる状況になっていません。
〈国際関係に関する学科〉
岩槻 国際教養科 1.10倍
秩父 国際教養科 0.33倍
和光国際 国際科 1.05倍
国際関係に関する学科計 0.88倍
新設された国際関係に関する学科ですが、外国語科と同様、全体で1.00倍を割り、0.88倍となっています。
■全日制総合学科 ( )内は前年度同時期
川越総合 総合学科 1.44倍(1.54倍)
滑川総合 総合学科 1.00倍(1.01倍)
総合学科計 0.87倍(0.86倍)
総合学科で1.50倍以上の学校はありませんでした。1.00倍以上の高校は、川越総合と滑川総合の2校です。
■県内全日制私立高校
前年度同時期では、100人以上進学希望者が増えた高校は西武学園文理の1校のみでしたが、今年は6校と大きく増えました。2026年度から私立高校の授業料が実質無償化され、公立高校と私立高校における学費面の負担の差が少なくなることの影響だと考えられます。
なお、私立高校の進学希望者のデータは内部進学者を含みます。併設する中学校がある場合は、中学校からの内部進学者を含んでいると考えて数字を見る必要があります。
昨年同時期と比べ、進学希望者が100名以上増加した高校は次の通りです。
※( )内は前年度同時期の人数と増加数
叡明 590人(317人・+273人)
山村学園 392人(223人・+169人)
大宮開成 378人(219人・+159人)
秀明英光 314人(202人・+112人)
浦和実業学園 640人(536人・+104人)
栄北 253人(153人・+100人)
■県外全日制私立高校
埼玉県以外の私立高校への進学希望者は全体で4,461人でした。昨年同時期よりも770人増加しています。特に東京都への進学希望者は555人増加し、3,244人となっています。
詳細につきましては埼玉県のホームページでご確認ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/e2201/news/page/news2025102701.html