5月13日、和光国際高校にて、教育関係者を対象とした説明会が実施されました。今年は県内の東部地域・南部地域・さいたま市にある公立高校を中心に、塾を対象とした説明会が盛んに実施されていますが、和光国際高校は昨年も同じ時期に実施しています。
冒頭、今年度着任された佐藤校長より自己紹介を兼ねたご挨拶がありました。同校は、全国初の公立の国際高校として昭和62年に設立されましたが、佐藤校長は全学年がそろった完成年度に初任として赴任され、数年前には教頭も務められた経歴をお持ちです。お話からは、和光国際高校に対する並々ならぬ愛着と情熱が伝わるお話でした。
続いて、高辻教頭より、学校の概要説明や特色に関するお話がありました。
学校の概要・特色
◉ 通学状況
東武東上線沿線から通学している生徒が多いとのことでした。上位から朝霞市(116名)、和光市(108名)、新座市(107名)、ふじみ野市(101名)、川越市(97名)、富士見市(90名)となっています。さいたま市からも49名の生徒が通学しています。
◉ 男女比
今年度の新入生は、普通科が「1:2(男80:女158)」、国際科が「1:3(男20:女59)」と、女子生徒の割合が高い傾向にあります。女子生徒が多い傾向は例年通りです。
◉ 授業時間
土曜授業は実施せず、「1コマ55分授業」を採用しています。これにより、平日の授業のみで土曜授業実施校と同等の学習量を確保しています。
◉ コース選択
普通科は3年次より人文コース(文系)と理数コース(理系)に分かれます。普通科の文理比率はおよそ「6:4」とのことです。
また、同校の最大の特色である、充実した外国語教育に関する話もありました。
充実した外国語教育
◉ 第2外国語
ドイツ・フランス・スペイン・中国・韓国の5言語から選択履修が可能です(国際科は1年次から、普通科は3年次のみ)。
◉ 実践的な外国語指導
4名のALT(英語)と中国・ドイツ・フランス・スペイン・韓国の多言語支援員が各1名在籍しているとのことでした。説明会後に行われた授業見学では、1クラスに3名の教員が入る手厚い指導の様子を見ることができました。
◉ 修学旅行・海外研修
修学旅行先はシンガポールです。海外を修学旅行先とする高校は県内でも4校程度とのことです。また、語学を活かした現地での班別行動も行うとのことで、これは県内の公立高校の中でも稀な取り組みといえます。
オーストラリア・アイルランドなどへの短期海外研修(現地高校授業参加・ホームステイ)も実施しており、昨年は94名が参加したとのことでした。
同校の学校説明会が来月から予定されています。日時は6月6日(土)10:00から、予約開始日時は5月22日(金)16:00とのことでした。詳細は同校のホームページにてご確認ください。
また、日々の活動については、同校の公式Instagramでも発信されているとのことですので、興味のある方はぜひご覧になってください。
国際教育のパイオニアとしての安定感を感じる説明会でした。
最後に、同校の令和9年度の選抜実施内容(暫定版)について触れておきます。
選抜実施内容(暫定版)
正式版が今月中に県から公表される予定ですが、おおむね昨年12月末に公表された暫定版の内容のままだと考えられます。

学力検査、調査書、面接の配点をグラフにすると次のようになります。
■普通科

■国際科

普通科、国際科とも、学力検査点と調査書点の割合は、第1次選抜で6:4、第2次選抜で7:3となっており、学力検査を重視した選抜となっています。説明会では合格者平均点等の具体的な話はありませんでしたが、英語と数学については学校選択問題の全県の平均点並かやや低め、5科合計では、調査書の得点にもよりますが、6割程度の得点だと厳しかったとの話がありました。
先週実施された、さいたま市立浦和南高校の塾・教育関係者対象の説明会では同校における学校選択問題の実施に関する話がありました。詳細については県からの発表を待たなければいけませんが、同校の志願者と同じぐらいの成績の生徒が志願する高校の一つです。高校授業料無償化による私立高校への進学者増加の傾向に合わせて、令和9年度入試では普通科の志願動向に少し影響があるかもしれません。
最新の志願動向については、保護者会や面談等でお伝えしていきます。