2025/02/24 06:09配信

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2025年2月24日

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2/24　近視と太陽光
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令和５年度の学校保健統計調査によると、高
校生の裸眼視力1.0未満の割合は67.8%。
中学生は60.93%、小学生は37.79%、幼稚園児
は22.92%が裸眼視力1.0未満になっている。
原因は特定されないが、タブレット端末やス
マートフォンやコンソール・ゲームなど、近
くを見つめる機会が大幅に増加していること
はまちがいない。
アジアの多くの国がおなじ傾向にあり、子ど
もたちに対して、台湾など、屋外での活動を
推進する国も出てきている。
太陽光に含まれるバイオレット・ライトが近
視の進行を止めることができるという研究結
果があるからだ。

ヨーロッパ諸国と比較して、アジアは太陽光
に恵まれている。にもかかわらず、屋内でほ
とんどの時間を過ごしてしまう人たちが増加
している。太陽光が皮膚がんの原因になるな
ど、ネガティブな理由もあるだろう。
しかし、太陽光を浴びないことによって、ビ
タミンＤ欠乏症が増加している。ビタミンＤ
が欠乏すると、筋肉や骨が弱くなり、筋肉痛
や筋力低下、また骨の痛みを起こすようにな
る。
乳幼児の場合、骨の成長に異常が生じたり、
歩けるようになるのが遅れたりする。
高齢者の場合、転倒しただけでも骨折する恐
れがある。

さて、慶應大学などの研究チームによると、
「バイオレット・ライトは、アジアの危機と
もいえる近視に対する力強い対処になる」と
いう。
バイオレット・ライトは、角膜と網膜のあい
だ(眼軸)の伸長（眼軸が伸びると、遠くがぼ
やけて近視になる）を止めることができる。
つまり、近視の進行を止めることができる。
バイオレット・ライトの防御的効果は、ＯＰ
Ｎ５と呼ばれる眼のなかの光受容蛋白質に基
づく。

慶應大学准教授の栗原俊英博士は「われわれ
の眼に届くすべての光のなかで、バイオレッ
ト・ライトは特別です。人の眼はバイオレッ
ト・ライトを使って眼軸のサイズをコントロ
ールしていると考えられます。近視のパンデ
ミックを止める鍵になるかもしれない、この
ミステリーを解明することに取り組んでいま
す」と語っている。
屋外の太陽光のなかには、バイオレット・ラ
イトが豊富にある。紫外線をこわがって、太
陽光を避けてばかりいると、近視が進行して
しまうかもしれない。
屋外で太陽光に接することは、眼のためにも
健康のためにも必要なことである

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2月の教育アドバイス
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すべての学びは、遊びとして行うのが最良で
ある。緊張して学んだことは頭に正しく根づ
かないのだ。
All learning is best done as play.
Nothing learned under pressure takes
root rightly in the mind.
（プラトン｜古代ギリシャの哲学者｜紀元前
427-347）

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