埼玉県教育委員会から、1回目の進路希望状況調査の結果が発表されました。令和7年10月1日現在の集計結果です。
今年の埼玉県全体の中学校卒業予定者数は62,202人で、前年同期より329人減少しています。
埼玉県内の全日制公立高等学校全体(普通科、専門学科、総合学科合計)の進学希望者は39,028人で、過去20年間で最も少なかった昨年よりもさらに少ない人数となっています。学科別では、普通科が1.23倍(-0.05)、専門学科が0.83倍(-0.02)、総合学科が0.91倍(-0.02)です。
県内の公立高校で、倍率が2.00倍以上の高校・学科は次の通りです。
■普通科(7校)
川口市立(3.01) 市立川越(2.99) 市立浦和(2.75) 上尾(2.36) 大宮(2.29)
越谷南(2.12) 浦和西(2.08)
■専門学科(1校)
芸術総合 美術科(2.13)
■その他
・高校授業料無償化の影響により、埼玉県内の私立高校への進学希望者は11,499人(+1,417人)、18.5%(+2.4)、県外の私立高校への進学希望者は4,191人(+457人)、6.7%(+0.7)と、私立高校へ進学希望者が過去20年間で最も多くなっています。県内の私立高校で進学希望者が増えた高校は、叡明(490人、昨年同時期+211人)、大宮開成(383人、+127人)、浦和実業学園(533人、+94人)、栄北(225人、+93人)、山村学園(312人、+90人)、秀明英光(213人、+89人)などです。
・一方で、県内の公立高校への進学希望者は39,267人、63.1%と4万人台を割り込みました。浦和高校の1.10倍、浦和第一女子高校の1.08倍など、県内最難関の公立高校の低倍率が目を引きます。
・ここ数年、進学希望者が増え続けていた通信制課程については、進学希望者は3,339人、5.4%と、昨年とあまり変わっていません。
詳細につきましては埼玉県のホームページでご確認ください。
https://www.pref.saitama.lg.jp/e2201/news/page/news2025102701.html
なお、第2回の進路希望状況調査は12月に実施、1月に公表されます。
今回の進路希望状況調査は、中学校での進路指導が本格化する前の調査結果です。今後大きく変わる可能性があります。