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HOTLINE202506 心を育む書写:学童クラブの取り組み
本部より
2025/06/25
HOTLINE202506 心を育む書写:学童クラブの取り組み

夢中になれる!硬筆コンクールの舞台

全国書写書道教育振興会が主催する「全国硬筆コンクール」は、毎年1万点をこえる作品が全国から寄せられる日本最大級の硬筆コンクールであり、今年で41回目を迎える伝統あるコンクールです。
山手ジュニア学童クラブではプラスワンレッスンで書写に取り組んでおり、2022年からこのコンクールに出品を開始し今年で4年目となります。
2022年は218名、2023年は273名、2024年は295名と毎年数多くの児童が参加してくれ、この3年間で出品した作品数は786にものぼります。
その中には「全書会大賞」や「日本硬筆準大賞」といった上位1%以下の児童しか受賞できない特別賞を受賞した児童もいます。
「全国硬筆コンクール」では、漢字・ひらがな・カタカナと、書写の総合力が問われるため、児童たちの日々のレッスンの成果を発揮するとても良い機会となっています。
コンクールの時期が近づくと、児童たちは上位の賞をとるべく一文字一文字の完成度を高める努力を惜しみません。一点一画に思いを込め、払いの先まで神経を行き届かせ、自身の字と真剣に向き合い作品を仕上げていきます。そうして完成した児童たちの心こもった力作を毎年出品できることが職員の喜びでもあります。

手書きの文字が育む、未来の力

現在、子ども・大人を問わず、手書きで文字を書く機会が確実に減少しています。学校現場ではパソコンやタブレットが児童に1台ずつ貸与され、児童たちはこれらの情報機器を自在に使いこなす能力を求められる時代となりました。しかしながら、学校教育の現場では、漢字習得から思考・表現する場面において今なお手書きが学習方法の中心に位置しており、その重要性は変わることなく引き継がれています。
また、日本語は漢字・ひらがな・カタカナと世界に例のない3種類の文字を駆使して表現する言語であり、それによって日本文化ならではの豊かで美しい表現を可能にしています。
書写レッスンの目的は「美しい文字の習得」ですが、それだけではなく、書写レッスンを通して日本の伝統や文化を学ぶとともに、奥深い表現や豊かな心を育んでほしいと願っています。
これからを担う彼らにとって、書写レッスンで学んだ知識や経験は自分自身を勇気づけ、必ず彼ら自身の将来を後押ししてくれるものと信じています。

子どもたちの成長を応援する喜び

今年も6月中旬から「全国硬筆コンクール」の練習が始まります。コンクールを通して彼らが一回りも二回りも大きく成長してくれることを期待し全力で指導してまいります。
保護者の方々におかれましては、日頃よりご理解とご協力を賜り心より感謝申し上げるとともに、引き続きのご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、山手ジュニア学童クラブは児童たちの「学びたい!」を全力で応援しています。

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