新しい環境での生活が始まるこの時期に、学習面で大切にしてほしいことを、新中1・新中2の皆さんと共有したいと思います。
今回お伝えするのは、1学期の数学の重要性と、今のうちに準備しておくべきポイントです。
1学期の数学は「計算」が中心!ここがすべての土台になる
中学校の数学は、1年生も2年生も計算から始まります。新しい教科書を受け取ったら目次を見てみましょう。1年生なら正負の数・文字と式・1次方程式、2年生なら式の計算・連立方程式と、前半は計算を中心とした単元からずらりと並びます。
次の表は、主な教科書会社の年間学習カリキュラム作成例から授業時間数を抜粋したものになります。

≪ここがポイント≫
表の前半、色を付けた部分に注目してください。年間の授業時間のうち、かなりの時間が計算単元に割かれていることがわかります。
計算力は全単元の学習を支える基礎の基礎です。1学期はこの基礎を完璧に固める時期。ここで正確さと速さを徹底して身につけることが、数学を得意にするための絶対条件です。この基礎の完成が、これからの成績を大きく決めます。この時期の授業は、比較的取り組みやすい内容が多いために油断してしまう人もいますが、ここでつまずかないよう、確実に満点を狙うつもりで学習に取り組みましょう。
1学期の頑張りが、2学期の大きなアドバンテージになる
1学期で計算の基礎を完璧に身につけておくべき理由は、2学期以降に待ち構えている難易度の壁を乗り越えるためです。
2学期からは「関数」や「図形」など、答えに至るまでのプロセスが複雑な単元が次々と登場し、難易度が上がっていきます。一方で、授業時間数を見てもわかる通り、難しい内容になるからといって授業時間が増えるわけではありません(特に中学2年生は全体的に時間が短くなっています)。この、内容が難しくなるのに教わる時間が限られている逆転現象を乗り越えるためには、計算分野でつまずかないように1学期で学習することをしっかりと習得しておく必要があるのです。
難しい問題に集中して取り組むためには、その過程で行う計算が「無意識に、正確に、速く」できる必要があります。1学期のうちに計算をマスターしておくことは、学校行事や部活動などで多忙になる2学期を乗り切るための強力なアドバンテージになります。
今のうちにしっかりと準備をしておくこと。それが今後の自分を救う最高の手助けになります。新しい学年、最高のスタートを切りましょう!
