4年生・5年生こそ、私立中学校に足を運んでみましょう。
この夏、6年生は勉強中心の日々を送ることになると思いますが、4年生・5年生は7月~8月に積極的に私立中学校に足を運んでみましょう。夏は各中学校とも小学生向けの説明会やイベントを計画しています。学校説明会やイベントに参加して、その学校に入学して学校生活を送る自分の姿を想像してみましょう。学校訪問の際、保護者のみなさまは、建学の精神・指導方針・大学進学・学費などを考慮して検討なさってください。小学生のみなさんは、直感的に学校の空気を感じとると思います。難しい内容は解らないと思いますが、本人の「肌に合うか合わないか」が、実は何より大切です。自分がめざすべき目標が明確になれば、学習意欲が湧いてきて勉強もきっとはかどります。保護者のみなさまとお子さまとのご意見が一致すれば、「家族で選択した学校」が1校増え、ご家族一丸となって受験に向かって進んでいけます。
ひとつでも多く学校に足を運んで、ご家族全員で意見を交換していくことで、中学入試はまさに「家族の選択」になります。多くの学校をご家族の目で確かめ、お互いに遠慮することなく意見を出し合って、十分に話し合いの時間をとり、「家族で選んだ学校」を増やしていってください。
もし、6年生でめざす中学校が決まっていないなら、今からでも、できるだけ多くの学校に足を運んでください。6年間の青春時代を送る学びの場は、偏差値だけではなく、自分の目で見て決めることをお奨めします。
オープンスクールにできるだけ多く参加してみましょう。
オープンスクールには、1校でも多く参加しましょう。もうすでに見学済みで、第一志望と決めている学校は、行かなくてもいいぐらいです。入試問題の作問について触れる冬の説明会には必ず参加してください。むしろ、「最高の第二志望校」「最高の第三志望校」を見つけることのほうが大切です。いま「第○志望」ということば を使いましたが、ほんとうは、「第一志望の学校を3つ見つける」のような考え方のほうがよいと思います。どこに入学することになっても、「家族みんなで納得して選んだ学校だから、入学できてよかったね」と思える。それこそが、この先ずっと学び続ける小学生の学校選びで、最も大切なのではないでしょうか。
《ご注意点》学校説明会はともかく、オープンスクール系イベント(1日学校体験・部活体験・理科実験など)は、ほとんどが定員制です。ホームページで確認して、まだ定員に達していなかったときは、早めに申し込みをしてください。もし、興味のあるイベントが、ホームページ上で締め切りになっていたとしても、学校に電話でお問い合わせください。キャンセルが出ているかもしれません。
説明会に参加した際は、授業を見学させてもらいましょう。
最近は、授業形態が多様化しています。昔ながらの講義型の授業、多くの学校が採り入れはじめたアクティブラーニング、電子黒板やタブレットを利用したICT授業など、工夫合戦になっています。したがって、以前よりも学校選びにおける授業見学の価値は高まっているといえます。授業中の生徒さんたちの様子を観察することは、その学校がお子さまの性格に合うかどうかを判断する上で重要なポイントです。なんと言っても、学校の本分は授業です。授業中の生徒さんたちの表情に注目して、複数校を見比べてください。その学校が、お子さまに合っているかどうかが見えてきます。
先生方の雰囲気を感じとりましょう。
学校訪問をしたら、保護者のみなさまは、先生方の対応をしっかりとご覧になってください。ご自分に対してだけではなく、他の保護者や受験生に先生方がどう対応しているかも、しっかり見てください。校長先生や教頭先生、入試責任者の先生は、だいたい説明が上手です。これまで同じような説明を何十回とやってきているのです。むしろ、受付や案内、施設見学を先導する若手の先生を、しっかりと見ることこそ、学校選択の上では重要です。担任を務めたり、授業をたくさん担当したりしているのは、そういった若手の先生たちだからです。
では、みなさんの学校訪問が充実したものになることをお祈り申し上げます。
