1年生の学習について
小学校から中学校への進学に伴い、生活環境や学習環境も大きく変化します。部活動に費やす時間の大幅な増加と並行しながら、定期テストの準備もしなければなりません。学習内容もこれまで以上に多くなり、授業内の理解・演習だけでは定着が困難になるため、家庭での復習・くり返しが必要となってきます。
これらの変化に対応し、高校受験へ向けた理想的なスタートを切ることが 1 年生の最大の目標です。
国語は日本語のルールに基づいて、文章に書かれていることを正確に読み取る方法を身につけること、数学はマイナスの概念と文字式の導入から算数とのちがいを理解すること、英語は動詞(be 動詞・一般動詞)や代名詞の使い方をマスターすることが目標です。
『ノート指導』『家庭学習指導(通常時・定期テスト時)』『解きなおし指導』『定期テストに向けてのワーク指導』などを通じて、中学生としての基礎力を固め、学習スタイルを確立させていきます。
■1週間の授業時間
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 |
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90分 | 90分 | 90分 | 45分 | 45分 |
各教科の取り組み
英語
小学校の英語が「外国語」として正式な教科になったことにより、中学 1 年生の学習内容は、小学校の学習内容の習得を前提とするものに変わりました。教科書は単語数が増えただけでなく、学習する単元数も多くなり、以前に比べ難化しています。
このような変化に対応し、強い英語力を身につけるため、山手学院では「読むこと」や「書くこと」だけでなく、「聞くこと」や「話すこと」の機会を増やす指導をおこなっています。正しい英文を聞くことで多くの英文をインプットし、英文の意味や文法上のルールを理解したあと、それらを発声することでアウトプットしながら、英文に対する反射神経を鍛えています。
中学1年生のうちに、動詞と代名詞の使い方を正しく理解すると同時に、数多くの単語を覚え、今後の英語学習の土台を築きます。
数学
数学の基礎となる重要事項を丁寧に学習していきます。数量の扱い方や数学の基礎計算をしっかり学んだ上で、方程式の文章題における立式のコツ、関数の扱い方、平面図形・空間図形の重要問題の考え方を習得していきます。この学年での目標は、中学1年生のうちに中学数学の正しい考え方や勉強の方法を身につけて、中学2年生、3年生で学習する高度な数学もしっかり理解できるような土台作りをしていくことです。そのためにも、数学が得意になるための山手学院独自の学習カリキュラムで効率よく実力アップに取り組んでいきます。さらに、毎回の授業で確認テストを実施し、定着度を確認しながらレベルアップのための学習を進めていきます。
国語
文章読解では、文と文のつながりや文章全体の構成を意識しながら、日本語のルールに基づいた文章の読み方の基本を身につけます。また、語彙力の強化にも積極的に取り組みます。小学校のときに読んでいた文章と比べると、文章で使われている語彙が格段に難しくなります。新学習指導要領においても、学年に応じて習得すべき語彙の抽象度が上がっていますので、語彙力強化への取り組みが欠かせません。文章読解を通して語彙力を身につけていくとともに、授業の最初に実施する確認テストを通して、対義語、四字熟語、ことわざ、慣用句、故事成語などの知識事項の習得にも取り組んでいます。近年増加している実用的文章や資料の読み取りについても授業で扱っていきます。
理科
「光や音」、「力のはたらき」、「大地の変化」など身のまわりのものについての学習を進めていきます。理科で重要なのはなぜそうなるのかを意識して、各単元で知識を体系化して学んでいくことです。どうしてそうなるのか、どうしてその実験・作業を行うのか、結果の読み取り方など、各単元の重要ポイントを完全解説します。実験・観察問題にも取り組み、暗記だけでなく、仕組みや現象を理解し、原理原則を利用できる力を養っていきます。知識の定着度を高める確認テストも実施します。
社会
公立高校入試で高得点を取ることを念頭に置いた指導を行います。地理分野では、世界の気候・各地域の産業、歴史分野では、飛鳥時代から江戸時代以前までの内容を中心に扱います。毎回の授業では、確認テスト、要点を絞った解説および問題演習を行うことにより、重要ポイントの完全マスターを目指し、入試に向けて土台となる学力を作り上げていきます。また、公立高校入試で得点差がつきやすい、文章記述問題に頻出の内容についても扱います。
定期テスト対策
ワーク指導
山手学院や中学校で配付されているワーク教材の進度と完成度を確認し、普段から計画的に進められるよう指導します。
定期テスト対策授業(無料)
各中学校のテスト範囲に合わせて、理科・社会を中心とした定期テスト対策授業を全校舎で実施しています。各単元の重要ポイント確認や、オリジナルプリントを利用しての演習をおこない、得点力を強化します。
◆初めての定期テスト対策講座
初めての定期テストに臨むにあたり、中学1年生が理解しておくべきことを伝えるため、各校舎で実施しています。
小学校のテストと中学校のテストのちがいや通知表との関係、高校入試と通知表の関わり、そして、中学校のテストでは「何を」「どうやって」「どれくらい」学習しなければならないのかを教科毎にお伝えします。
塾内テスト予定
4月 | 講習まとめテスト |
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6月 | YOT(山手学院オリジナルテスト) |
7月 | 育伸テスト |
8月 | 夏期講習まとめテスト |
10月 | YOT(山手学院オリジナルテスト) |
11月 | YOT(山手学院オリジナルテスト) |
12月 | 育伸テスト |
1月 | 講習まとめテスト |
2月 | 育伸テスト(5科) |