中学2年生 入試に直結する応用力を育成

■2年生の学習

 2年生になると部活動や委員会、生徒会などで、活動の中心になる機会が多くなり、これまで以上に学校活動に費やす時間が長くなります。学習面については、公立入試で出題される問題の約 6 割の学習内容をこの期間までに終えることになりますので、1年生のとき以上に効率的な時間の使い方を要求されます。
 2 年生は1年生で習得した基礎力を入試に直結する応用力へと高めていく大切な学年です。「2年生での取り組み方が、次年度、受験生になってからの伸び具合を決める」と言っても過言ではありません。
 どの教科においても、これまで以上に『思考力』を必要とする内容が多くなるため、これまでの作業を中心とした学習から、考える力を育成する学習へと徐々に移行していきます。また、考えたことや読み取ったことを筋道立てて説明する『記述力』を養成することもこの時期の目標の 1 つです。
 1年生で培った学習方法(ノートの取り方・家庭学習の仕方・解きなおし・定期テスト準備の仕方など)を更に進化させ、志望校合格へ大きく近づけていきます。

■1週間の授業時間

国語 数学 英語 理科 社会
90分 90分 90分 45分 45分

各教科の取り組み

英語

 中学2年生は、「助動詞」「接続詞」「不定詞」「動名詞」「比較」「受動態」といった入試頻出単元を数多く学習する重要な学年です。これらの学習内容を確実に定着するためには、授業後の復習が必要不可欠です。教科書の英文も長くなり、重要な部分にポイントを絞った学習も必要になってきます。確認テストや塾内テストに向けての学習、学校の定期テストに向けての学習などを通じて、効果的な英語学習の方法を身につけられるよう指導します。
 また、近年の入試において難化・長文化が進んでいる文章読解、配点の高い英作文についても、早い時期からの対策が必要です。教科書の文章指導や初見の文章読解問題、各単元の重要例文の作文などを通じて、総合的な英語力を養います。

数学

 新しい計算方法・数量の扱い方を学び、よりレベルの高い問題の解法をマスターしていきます。連立方程式の文章問題や一次関数の応用問題など、入試でも会場テストでも頻出の重要問題の解法ポイントをわかりやすく解説。力がつく精選問題の演習を積み重ねて、自信をもって答えられる知識を増やしていきます。秋からは、角度や四角形の性質を学び、「証明」を書く力を鍛えていきます。学校での定期テストの数学が得意になっているのはもちろんのこと、中学3年生になる前に、入試レベルや会場テストレベルの数学も意識して、計画的に実力アップに取り組んでいきます。高校入試数学がしっかり得点できるようになる基礎学力を中学2年生のうちから作り上げます。

国語

 読解力を高めるために、日本語のルールに基づいた文章の読み方と語彙力の強化にバランスよく取り組んでいきます。説明的文章の読解では、文と文のつながりや段落の役割、文章構成を把握しながら読む練習を通して、筆者の言いたいことをつかみ、要旨をまとめる作業ができるように指導します。文学的文章の読解では、文章展開の確認と細部の理解を進め、登場人物の心情や性格、主題にせまることができるように指導します。語彙については、山手学院オリジナル教材「知識の確認2」を使いながら、漢字や2年生で必要とされる対義語・ことわざ・慣用句・四字熟語の知識を身につけ、強化を図ります。文法についても2年生の終わりまでには中学校で扱う全単元を学習し、受験学年に備えます。

理科

 「生物のからだのつくりとはたらき」、「化学変化」、「電流」、「天気」など入試でよく出題される重要単元を数多く学習します。毎回の授業で、重要ポイントをわかりやすく解説し、問題演習、確認テストを通して理解を深めていきます。暗記だけでなく、仕組みや現象を理解し、原理原則を利用できる力を養っていきます。知識の活用や計算、実験結果の考察などに重点を置き、学校の定期テストで高得点を目指すだけでなく、公立高校入試で高得点を取れる力を計画的に育成していきます。

社会

 公立高校入試で高得点を取ることを念頭に置いた指導を行います。地理分野では、日本の気候・産業・貿易および各地方の特色、歴史分野では、江戸時代以降の内容を中心に扱います。授業では、文章記述問題や歴史の文化に関する内容など、入試に頻出の内容について解説や問題演習を行うことにより、重要ポイントの定着を目指し、中学3年生になった際に受験する会場テストや入試に向けた準備を行っていきます。

定期テスト対策

 中学1年生同様、「定期テストまでの流れ」を随時確認しながら、「ワーク指導(5教科)」「定期テスト対策授業(理科・社会)」をおこないます。

理科の定期テスト対策

 定期テストで高得点を取ることにこだわった、山手学院オリジナル定期テスト対策プリントを作成しています。「まとめプリント」、「一問一答・図解のプリント」、「練習問題A・B」などがあり、基礎から応用まで幅広く対応しています。
 「まとめプリント」でテスト範囲のおさらいと基礎固めをおこない、そのうえで「一問一答」や「練習問題」を進めることにより、各単元の頻出問題を徹底的に反復演習します。これらのプリントを定期テスト前にやり込むことにより、自信を持って本番に臨むことができます。

社会の定期テスト対策

 定期テストの範囲となる学習内容は、毎回かなりの量になるため、高得点を取るためには、重要な知識を効率よく定着させていくことが必要です。山手学院では、教科書の各単元において、定期テストで出題されやすい重要事項に関する問題などをまとめた、「定期テスト対策プリント」を作成しています。このプリントにより、定期テスト直前の時期に、重要知識の総復習や頻出問題の演習をおこなうことができます。
 また、時事問題が出題される中学校のために、一定期間の出来事をまとめた「時事問題対策プリント」も定期テストの時期に合わせて作成し、配付しています。

POINT

 理科と社会については、山手学院でお渡ししている教科書準拠ワークの各単元の導入授業の動画や問題の解説動画をご家庭のPCやタブレット、スマートフォンから視聴することができます。また、理科の各種実験の動画を視聴することもできます。学校の授業で実施した実験をテスト前にもう一度確認したいというときも、実験のやり方や結果を動画で確認することが可能です。

 

塾内テスト予定

4月 講習まとめテスト
6月 YOT(山手学院オリジナルテスト)
7月 育伸テスト
8月 講習まとめテスト
10月 YOT(山手学院オリジナルテスト)
11月 YOT(山手学院オリジナルテスト)
12月 育伸テスト
1月 講習まとめテスト
2月 育伸テスト(5科)