
【入試情報】進路希望状況調査結果(2回目)が公表されました。
- Post Date:
埼玉県から2回目の進路希望状況調査の結果が公表されました。令和6年12月15日現在の調査結果です。 県内全体の進学希望者は98.6%で、前年同時期より0.3ポイント高くなっています。 進学希望者の内訳を見ると、高等学校全日制課程の希望者の割合は88.1%で、前年度同時期よりも0.3ポイント低くなっています。全日制課程の進学希望者は、平成26年の12月15日調査以降、毎年のように下がり続けており、これは、県内の全日制公立高校への進学希望者が減り始めた一方で、県内の私立高校や高等学校通信制課程への進学希望者が増え始めた時期と重なります。 県内公立高校への進学希望者は63.2%(前年度同時期-0.6ポイント)、県内私立高校への進学希望者は17.9%(前年度同時期+0.6ポイント)、県外の高校への進学希望者は6.7%(前年度同時期-0.1ポイント)となっています。 高等学校通信制課程の希望者は6.7%と、前年度よりも0.6ポイント高くなっており、過去20年間では最も高かった昨年をさらに更新しました。県外の全日制高校への進学希望者とほぼ変わらない数値となっています。 県内の全日制公立高等学校全体の進学希望者は、内部進学希望者235人を除くと39,323人で、募集人員35,000人に対する割合は1.12倍となり、昨年よりも0.01ポイント低下しています。学科別では普通科1.21倍(前年度同時期+0.02ポイント)、専門学科0.90倍(前年度同時期-0.06ポイント)、総合学科0.86倍(前年度同時期-0.13ポイント)となっています。 埼玉県内の公立高校で、倍率が高い高校・学科は次の通りです。 ■全日制普通科 川口市立 普通科 2.43倍 市立浦和 普通科 2.36倍 市立川越 普通科 2.24倍 上尾 普通科 2.05倍 市立浦和南 普通科 1.85倍 上位5校に市立高校が4校も入っているのが特徴的です。 1.50倍を超えている普通科は、越谷南(1.84倍)、浦和西(1.79倍)、大宮(1.76倍)、市立大宮北(1.73倍)、川越南(1.62倍)、鳩ケ谷(1.60)、志木(1.58倍)、蕨(1.55倍)、越ケ谷(1.54倍)、川口市立の普通科スポーツ科学コース(1.54倍)浦和東(1.53倍)、浦和(1.51倍)、川越(1.50倍)、杉戸(1.50倍)です。 昨年同時期に1.69倍だった和光国際は1.29倍、1.67倍だった所沢は1.44倍とやや緩和しています。 ■全日制専門学科・総合学科 市立大宮北 理数 2.05倍 所沢北 理数 1.88倍 越谷総合技術 食物調理 1.68倍 大宮東 体育 1.66倍 大宮 理数 1.65倍 専門学科・総合学科では、上位5校に理数科が3校ランクインしています。 上位5校以外で1.50倍を超えているのは、農業に関する学科では鳩ケ谷の園芸デザイン(1.50倍)、工業に関する学科では川越工業のデザイン(1.60倍)と電気(1.55倍)、新座総合技術のデザイン(1.50倍)、商業に関する学科では市立川越の国際経済(1.54倍)、美術に関する学科では大宮光陵の美術(1.50倍)、芸術総合の美術(1.55倍)、理数に関する学科では越谷北の理数(1.55倍)、総合学科では川越総合(1.54倍)です。なお、総合学科は、川越総合と滑川総合(1.01倍)以外は、現時点で定員を割っています。 ■県内国立・私立高校 ≪国立高校≫ 近年、高倍率の年が続いていた筑波大学附属坂戸への進学希望者は159人と、前年同時期の271人に比べ大きく減少しています。 ≪私立高校≫ 私立高校の進学希望者のデータは、いわゆる「内部進学者」を含みます。併設する中学校がある場合は、中学校からの内部進学者を含んでいると考えて数字を見る必要があります。 西武学園文理への進学希望者は526人と、前年同時期の316人と比べ大きく進学希望者を増やしています。併設する中学校からの内部進学者も相当数いますが、それでも前年比+210人は大きな増加です。その他、前年よりも増えている主な高校は、川越東(245人・+77人)、狭山ヶ丘(208人・+71名)、栄東(350人・+53人)、聖望学園(183人・+47人)、浦和麗明(197人・+39人)、武南(287人・+38人)などとなっています。 詳しくは埼玉県のホームページでご確認ください。 https://www.pref.saitama.lg.jp/e2201/news/page/news2025010901.html