● 埼玉県公立高等学校入学者選抜方法の改善について
 埼玉県教育局は、10月16日に「埼玉県公立高等学校入学者選抜方法の改善について(素案)」を公表しました。
 現在の小学6年生が入試を迎える令和9年度入学者選抜から、新しい入学者選抜が実施・導入されることになります。(現在の中学1年生が入試を迎える令和8年度入学者選抜は、移行期間として、調査書の様式が変更されます。)
 10月17日より1か月間のパブリックコメントが実施され、提出された意見を考慮した「埼玉県公立高等学校入学者選抜方法の改善について」が今後策定されることになります。

● 素案の概要
・共通の選抜として、「学力検査」「調査書」「面接」が実施されます。
・各高等学校は、特色選抜を実施することができるようになります。(実技検査、小論文、傾斜配点等)
・自己評価資料の提出が全ての受検生に求められるようになります。
・自己評価資料を基にした面接が実施されます。なお、自己評価資料そのものは評価しません。

● その他
・調査書の記載事項が変わります。現行では「各教科の学習の記録」「特別活動の記録」「出欠席の記録」等が記載されていますが、新制度では「各教科の学習の記録」の記載を基本とする形式になります。

● 実施時期
・令和9年度入学者選抜(現小学6年生)より新しい入学者選抜が実施されます。
・令和8年度入学者選抜(現中学1年生)は移行期間として、現行の入学者選抜で使用されている調査書の「部活動等の実績の記入」について見直しが行われます。また、各高等学校が定める選抜基準の扱いについても見直しが行われます。