埼玉県教育委員会から、1回目の進路希望状況調査結果が発表されました。令和5年10月1日現在の集計結果です。
 今年の埼玉県全体の中学校卒業予定者数は62,714人で、前年同期より715人減少しています。
 埼玉県内の全日制公立高等学校全体(普通科、専門学科、総合学科合計)の進学希望者は41,361人で、過去20年間で最も少なかった昨年よりもさらに少ない人数となっています。
 学科別では、普通科が1.27倍、専門学科が0.90倍、総合学科が1.01倍となっています。普通科は過去20年間で最も低い数値となっています。

 県内の公立高校で、倍率が2.00倍以上の高校・学科は次の通りです。

■普通科(8校)
 市立川越(3.79) 市立浦和(2.82) 川口市立(2.48) 上尾(2.11) 浦和西(2.08) 越谷南(2.06) 川越南(2.05) 大宮(2.01)

■専門学科(2校)
 大宮光陵 美術科(2.43) 大宮 理数科(2.20)
【外国語科】
 近年、進学希望者が減少傾向にある外国語科ですが、今年は1.04倍と、昨年同時期よりも0.04ポイント上昇しました。1.00倍を超えた高校は南稜(1.18)、和光国際(1.47)、蕨(1.00)の3校です。
【理数科】
 全ての高校で1.00倍を超えていますが、全体としては1.55倍と過去5年間で最も低くなっています。
【総合学科】
 1.00倍を超えた高校は川越総合(1.96)、進修館(1.02)、滑川総合(1.10)の3校です。

■その他
 近年、進学希望者の増加が目立つ通信制課程の志願者は2,908人と昨年同時期に比べ459人増えています。過去20年間で最も多い人数です。

 詳細につきましては埼玉県のホームページでご確認ください。
 なお、次回の進路希望状況調査は12月に実施、1月に公表されます。
 今回の進路希望状況調査は、中学校での進路指導が本格化する前の調査結果です。今後大きく変わる可能性があります。

https://www.pref.saitama.lg.jp/f2203/news/page/news2023103001.html