12月21日、埼玉県教育委員会より入学者選抜方法の改善に関する内容が公表されました。10月に公表された素案について、1か月間の県民コメント期間を経ての決定です。
 新しい入学者選抜の方法の実施は、令和9年度入学者選抜(令和8年度末実施)からとなります。現小学6年生が対象です。
 令和8年度入学者選抜(令和7年度末実施)については、移行期間として、調査書の「部活動に関する記載」の記載欄の変更とそれに伴う各高校の選抜基準の見直しが行われます。

(主な内容)
● 自己評価資料の提出、面接の実施
 学校内外での活動や意欲等を自らの言葉で表現する自己評価資料の提出がすべての受検生に求められるようになります。また、自己評価資料に基づき面接が実施されます。
 自己評価資料の書式は「イメージ」として県より公表されています。
 現時点ではあくまでイメージですが、記載箇所は3ヵ所あり、「これまでの自分の体験や自己PRについて」「高校入学後に取り組んでみたいこと」「高校設定項目」となっています。

● 調査書の様式の変更
 調査書についても県からイメージが公表されました。
 素案の段階で公表されていたとおり、現行の様式から「総合的な学習の時間の記録」「特別活動等の記録(学級活動・生徒会活動・学校行事・その他)」「出欠の記録」等がなくなり、学習の記録(評定)の記載を基本とする様式になっています。

● 選抜の特色化
 共通選抜では、全ての高等学校・学科・コースにおいて、学力検査、調査書、面接を資料として選抜します。
 特色選抜では、各高等学校の募集定員の一部を、学校・学科・コースの特色に応じて選抜することができるとしています。実施する高等学校は、学力検査・調査書・面接に加え、特色検査(実技検査・小論文等)の実施や学力検査等の傾斜配点を行うことができます。

詳細については埼玉県のHPでご確認ください。
埼玉県公立高等学校入学者選抜方法の改善について - 埼玉県 (saitama.lg.jp)