埼玉県教育委員会から、1回目の進路希望状況調査結果が発表されました。令和3年10月1日現在の集計結果です。
 今年の埼玉県全体の中学校卒業予定者数は63,359人で、前年同期より1,619人増加しています。
 県内の全日制公立高等学校全体の進学希望者は43,274人で、募集人員36,720人に対する割合は1.18倍と、過去20年間で最も低かった昨年よりもさらに低くなっています。
 学科別では、普通科が1.28倍、専門学科が0.89倍、総合学科が0.95倍です。普通科は昨年よりも0.01ポイント低下し、総合学科は過去20年間で初めて1.0倍を下回りました。

県内の公立高校で、倍率が高い高校・学科は次の通りです。

■全日制普通科
市立川越 普通科 3.95倍
市立浦和 普通科 3.53倍
川口市立 普通科 3.34倍
川越南 普通科 2.32倍
浦和西 普通科 2.32倍

 普通科で倍率が2倍を超えている高校は7校です。(市立川越・市立浦和・川口市立・川越南・浦和西・南陵・鳩ヶ谷)

■全日制専門学科・総合学科
大宮 理数科 2.55倍
川口市立 理数科 2.18倍
芸術総合 美術科 1.98倍
川越総合 総合学科 1.87倍
川越工業 建築科 1.85倍

 近年、進学希望者が減少傾向にある外国語科は、1.02倍と前年よりもさらに0.05ポイント低下しています。
 平均倍率が1.0倍を下回った総合学科で1.0倍を超えた高校は、川越総合と久喜北陽の2校です。

 詳細につきましては埼玉県のホームページでご確認ください。
 なお、次回の進路希望状況調査は12月に実施、1月に公表されます。今回の進路希望状況調査は、中学校での進路指導が本格化する前の調査結果です。今後大きく変わる可能性があります。

https://www.pref.saitama.lg.jp/f2203/news/page/news2021102801.html